――短歌をつうじて、「読むと書く」の窓をいっそう開いてゆきましょう。

「短歌」という小さなかたちは、広大な風景や複雑な心情を注ぎ込むことのできる不思議な器です。万葉の昔から現代に至るまで、人々は折々の思いをこの器に注ぎ込んできました。歌を詠むことで人は自ら慰められ、力を得ることができるからでしょう。

本講座では「自分をみつめる」「働く日々」などのテーマごとにさまざまな歌を鑑賞し、普遍的な心情や時代背景などを読み解いてゆきます。鑑賞を重ねることは、作歌するうえで何よりの糧にもなります。
歌を作ることに関心のある方のために、講座直前の木曜日までにお送りいただいた歌を鑑賞したり、アドバイスしたりするコーナーももうけます。

講師 松村由利子(歌人)
<略歴>1960年、福岡県生まれ。西南学院大学文学部卒。新聞記者として20余年勤めた後フリーランスライターに。歌集に『大女伝説』(葛原妙子賞)、『光のアラベスク』(若山牧水賞)など。著書に『31文字のなかの科学』(科学ジャーナリスト賞)、『与謝野晶子』(平塚らいてう賞)、『短歌を詠む科学者たち』など。沖縄県石垣市在住。



■若松からのコメント■
 長く歌を「読んで」きましたが、どうしても「詠む」ことができませんでした。五七五七七で言葉をつむいでも、どこかわざとらしいのです。「読む」と「書く」は、呼吸のように行われるのですが、もし、歌を「詠む」ことができれば、「読む」方にもよい影響が必ずあると思います。  
  松村由利子さんは複数の賞を受賞している歌人であるだけでなく、随想、評伝の書き手としても評価の高い方です。  
  歌を詠むだけでなく、歌を扉にして、言葉と出会い直すことができるのではないかと心躍らせています。  
  ひとりの聴講者として私も参加します。ご一緒に歌を学べるのを楽しみにしております。







<各月のテーマと内容> 月1回・全6回 zoom開催

※「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、 講座の4営業日前までのお申し込みとさせて頂きます。


<2,000円クーポンプレゼント>全6回まとめてご購入お申込み



●第一回 2021年2月8日(月)19:15~ 4,620円(税込)お申込み
 自分をみつめる

短歌は「一人称の文学」といわれます。一首の主人公は、多くの場合「われ」です。自分の内面をみつめた歌の数々を読むことで、時空を超えて多くの「われ」、また、それに共感するあなた自身の「われ」と出会えるはずです。
「こみ合へる電車の隅にちぢこまるゆふべゆふべの我のいとしさ(石川啄木)」




●第二回 2021年3月8日(月)19:15~ 4,620円(税込)お申込み
 風景を切りとる

現代人は日常の風景に目をとめる余裕もなく、慌ただしく過ごしています。古今の歌人が詠んだ風景を味わい、日本に暮らす喜び、また地球という星の美しさを堪能しましょう。想像上の風景を詠んだ歌も愉快です。
「どんなにかさびしい白い指先で置きたまいしか地球に富士を(佐藤弓生)」



●第三回 2021年4月12日(月)19:15~ 4,620円(税込)お申込み
 大切な人への思い

恋に落ちたとき、家族と離れ住むとき……人の思いは千年前も今も変わりません。そのことを数々の歌で確かめながら、表現の移り変わりを味わいます。
「相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼の後に額つくごとし(笠女郎)」
「日々生まれ替はる私の細胞のどこがあなたを恋してゐるのか(片岡絢)」




●第四回 2021年5月10日(月)19:15~ 4,620円(税込)お申込み
 働く日々

会社勤めや家事や育児……人はみな何らかの仕事を果たして日々を過ごしています。働くつらさはもちろん、働く喜びもまた多く詠まれています。
「トレーラーに千個の南瓜と妻を積み霧に濡れつつ野をもどりきぬ(時田則雄)」
「たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく(山田航)」




●第五回 2021年6月14日(月)19:15~ 4,620円(税込)お申込み
 みんな子どもだった

子どもを詠んだ歌には、特別な輝きと温かみがあります。かつて子どもだったころを思い出し、親の愛情を思い出すことで誰もが元気をもらえます。
「押入にひそむこの子よ父われのわるきところのみ伝はりけらし(斎藤茂吉)」
「喘息と言われた子供の咳を聞く聖書のように医療書を読み(川本千栄)」




●第六回 2021年7月12日(月)19:15~ 4,620円(税込)お申込み
 老いと死をみつめる

近しい人との別れの悲しみは、どんな時代も変わりません。高齢社会では介護の歌も増えており、生の本質を突きつけてきます。
「私が死んでしまえばわたくしの心の父はどうなるのだろう(山崎方代)」
「癌センター二度と来なくていいのよと冷たき指に触れてささやく(平岡三和子)」




<その他詳細>

【開催日時】 2021年2月8日(月)より6か月間、全6回。月1回、第2月曜日開催
19:15-21:00(15分程度の休憩、質疑応答含む)
【受講料】 各回4,620円(税込)
【最少催行人数】 10名
【申込み期限】講座の前営業日9:00まで(コンビニ決済の方は、期限までにお支払いまでお済ませ下さい)
※「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、事前にアンケート・課題などがございますので、4営業日前まで初めての方はこちらよりお申し込み下さい。

【持ち物】 特にありません。
毎回、事前にA4 2枚程度の資料(講座で取り上げる歌をまとめたもの)をレジュメとして配布します(前日までにPDFにてメールでお送り致します)。当日、zoom画面(お話ししながらパワーポイントを紙芝居のようにお見せします)に集中して頂くためです。歌の作者やその歌の収録されている歌集タイトルについては、資料にあるのでメモする必要はありません。各自お好きなように筆記して下さい 。

※この講座は、録音をさせて頂きます(後日音声講座として販売される場合があります)。ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。
※投稿いただいた短歌につきましては、講座資料への掲載や、講座内で講師がコメントさせて頂くことがございます。あらかじめご了承下さい。



<参加条件>

・「読むと書く」会員様(会員証をお持ちの方)のみご参加頂けます。
会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、 講座の4営業日前までのお申し込みとさせて頂きます。

(学び舎会員様の新規受付は終了しました。既存の学び舎会員様は、学び舎講座にご参加頂けます。)

<受講までの流れ>

1. お申込みボタンから決済をして下さい。
(決済ページstoresに移動します。storesの会員登録は事務局の会員登録とは異なります。ゲストでもご決済頂けますが、stores会員登録をされますと、次回より登録情報の入力が省略できます。)
※コンビニ払いを選んだ方は、払い込みが完了した時点でお申込確定となります。
2. 決済後にダウンロードできるPDFにて、詳細を確認して下さい。
3. zoomの場合は、zoom受講にあたってのご案内(聴講URLなど)がメールで送られてきます(講座3日前まで)
4. zoom開催でレジュメがある場合は、PDFにて送られてきます(前日まで)。
5. 受講当日



※コンビニ払いを選んだ方は、払い込みが完了した時点でお申込確定となります。
※記載の最低催行人数に満たず、開催しないことが決定しました際には、開催日を含めて3日前までにお知らせ致します。
※ご受講料お支払い後のキャンセルはご欠席としてお取り扱いさせていただいております。ご返金や別の講座へのお振替えはできかねますので、あらかじめご了承下さい。
※講師の業務スケジュールにより、日程や時間を変更させて頂く可能性がございます。
※天候や災害あるいは講師の急病など、講座が開催できない状況が発生した場合は、皆さまのメールアドレスもしくはお申込み時にお知らせ頂いた緊急連絡先にご連絡を差し上げるとともに、 講座当日の9時ごろに、「読むと書く」公式ツイッターにてお知らせをいたします。それまでにも決まった時点で何かある場合はツイートしますので、随時ご覧いただけますと幸いです。
ツイッターアカウント:https://twitter.com/yomutokaku_info
ご希望の連絡手段でご連絡のとれない場合は、ツイッターにてご確認いただけたものとさせていただき、責任を負いかねますので、誠に恐れ入りますがご諒承くださいませ。なお、通常通り開催の場合は、ツイートはいたしません。
※過去にはまだございませんが、万一、当方の事情で不開催となった際には、後日、講座参加費をご返金致します。(なお、入会金、各自の交通費や宿泊費はご返金できませんことをあらかじめご了承下さい。)