TOP「学び舎」講座>C.S.ルイス『四つの愛』を読む
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 『ナルニア国物語』の作者として有名なC.S.ルイスは、キリスト教の本質を平易に解説することに定評があり、キリスト教を主題とした彼の著作群は世界中で広く読まれています。
 そのなかでも、『四つの愛』は、「愛」という、誰でもが人生の中で直面する根本問題について深く掘り下げながら、「愛の宗教」であるキリスト教の核心に迫った名著です。この本は、二十世紀を代表する「愛」についての名著として、神学、哲学、文学の垣根を超えて多大な影響を及ぼし続けています。キリスト教の信仰の有無を問わず、「愛」の問題に関心のあるすべての人にとっての必読書です。
 今回の講座では、この著作を一章ずつ丁寧に読み解きつつ、古代ギリシア以来の「愛」についても振り返りながら、現代に生きる私達にとっての「愛」の可能性について、深く掘り下げて皆さんと考えていきたいと思います。



講師 東京大学教授 山本芳久
東京大学教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)、『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)、『キリスト教講義』(文藝春秋、若松英輔との共著)がある。



<各月のテーマと内容> 月2回・全6回 zoom開催

※各回、講座内容は異なりますので、一回ずつでもお楽しみ頂けます。
※テキストとして、C.S.ルイス『四つの愛(C.S.ルイス宗教著作集 2)』(佐柳文雄訳、新教出版社)を各自お手元にご用意下さい。
ご自身でご購入をご希望の場合は、下部の〈その他詳細〉をごらんください。早めの手配をおすすめいたします。

※「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。

初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、 講座の4営業日前までのお申し込みとさせて頂きます。



<<音声講座もあります!>>
ご都合があわない方は、1ヶ月間お聴きいただける後日配信の音声講座をご利用下さい。→こちら



☆若松との対談あり☆
●第1回 2022年8月18日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 「序論」(若松との対談あり)※この回は、前半が山本先生の講義、後半は若松との対談となります。 ‪ ‪

 ルイスが最初に取り上げるのは、「与える愛」と「求める愛」との区別です。他者から何かを求める愛はレベルの低い愛で、他者に何かを与えようとする愛こそが「愛」の名に値する、と私達はしばしば考えますが、ルイスはそれとは異なる観点を提示します。「求める愛」の大切さという意外な切り口の中に、様々な発見に満ちた本書の最初の魅力を見出しながら、『四つの愛』全体の導入となる話をしていきたいと思います。



●第2回 2022年9月1日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 「人格性を持たないものに対する好みと愛」

 第二章においてルイスが取り上げるのは、「人格性を持たないもの」に対する愛です。具体的には、「自然への愛」や「祖国への愛」です。「健全な祖国愛」と「悪魔的祖国愛」、自然に対する健全な愛と歪んだ自然崇拝とを区別するルイスの考えを丁寧に読み解きながら、私達の人生における重要な意味を明らかにしていきたいと思います。




●第3回 2022年9月15日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 「愛着(Affection)」

 第三章からいよいよ「四つの愛」についての本格的な話が始まります。その最初のものとして、ルイスは、「愛着」を取り上げます。「暖かな心地よき、安心感、一緒にいることからくる満足感」を意味する「愛着」は、母子関係において典型的に見出されますが、他の様々な領域においても見出されます。「四つの愛」すべての基盤となるものとして、「愛着」とはどのようなものかを丁寧に読み解いていきたいと思います。



●第4回 2022年10月6日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 「友愛(Friendship)」

 「四つの愛」の二つ目は「友愛」です。古代ギリシアのアリストテレス以来、「友愛(フィリア)」は、人間と人間を結びつけるかけがえのない絆として重視されてきました。現代は「友愛」が重視されなくなってしまった時代だというルイスの考えを踏まえつつ、「友愛」が私達の人生にとって持ちうる豊かな可能性にあらためて目を向けていきたいと思います。



●第5回 2022年10月20日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 「エロース的愛(Eros)」  

「四つの愛」の三つ目は「エロース」です。西洋の思想史において「愛」について考察するさいには、多くの場合、「エロース」と「アガペー」との対比が為されます。本書においても、最後の二つの章においてこの二つの愛の対比が為されています。キリスト教的な「与える愛」である「アガペー」と対比される「エロース」に関するルイスの考えを手がかりに、人生における「エロース」の意義について深く掘り下げていきます。



●第6回 2022年11月17日(木)19:15~ 4,620円(税) ※募集終了
 「恵愛(Charity)」
 「四つの愛」の最後は「恵愛」です。この愛(神の愛)を理解することができれば、キリスト教の核心を捉えることができると言っても過言ではありません。世界と人生についての究極的な肯定としての愛という観点から、本講座の締めくくりとなるお話をさせていただきます。



<その他詳細>

【最少催行人数】 10名
【申込み期限】講座の前営業日9:00まで(コンビニ決済の方は、期限までにお支払いまでお済ませ下さい)
※「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、事前にアンケート・課題などがございますので、4営業日前まで初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
【持ち物】 C.S.ルイス『四つの愛(C.S.ルイス宗教著作集 2)』佐柳文雄訳、新教出版社 ※各自お手元にご用意下さい。
【テキストのご購入につきまして
・最寄りの書店へのご注文にても、お取り寄せいただけます。 ネットからご購入の場合は、以下などからお取り寄せが可能です。(7/13現在、Amazon、楽天ブックスでは取り扱われておりません)
①honto(最寄りのジュンク堂書店・丸善などで受け取ることもできます) https://honto.jp/netstore/pd-book_03416214.html
②イーショップ教文館   https://shop-kyobunkwan.com/4400520595.html
③教文館(銀座) https://www.kyobunkwan.co.jp/map
※版元には在庫が充分あるむねうかがっておりますが、以下をご参照いただき、早めの手配をおすすめいたします。
※この講座は、録音をさせて頂きます(後日音声講座を制作予定です)。その際、ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。お名前など個人が特定できる情報につきましては、削除をさせて頂きます。



<参加条件>

・「読むと書く」会員様(会員証をお持ちの方)のみご参加頂けます。
会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、 講座の4営業日前までのお申し込みとさせて頂きます。

(学び舎会員様の新規受付は終了しました。既存の学び舎会員様は、学び舎講座にご参加頂けます。)

<受講までの流れ>

1 .お申込みボタンから決裁をして下さい。
(決済ページstoresに移動します。storesの会員登録は事務局の会員登録とは異なります。ゲストでもご決済頂けますが、stores会員登録をされますと、次回より登録情報の入力が省略できます。)
※コンビニ払いを選んだ方は、払い込みが完了した時点でお申込確定となります。
2. 決裁後にダウンロードできるPDFにて、詳細を確認して下さい。
3. 受講にあたってのご案内(聴講URLなど)、レジュメは講座前営業日(土日祝等休日を除く)13:00までにメールにてお送り致しますので、必ずご確認下さい。
※万が一届かない場合には、前営業日(土日祝等休日を除く)の17時までにご連絡頂けますようお願い致します。そちらを過ぎますとご対応が難しくなり、その場合の責任はおいかねますことあらかじめご了承下さい。
4. 受講当日



※コンビニ払いを選んだ方は、払い込みが完了した時点でお申込確定となります。
※記載の最低催行人数に満たず、開催しないことが決定しました際には、開催日を含めて3日前までにお知らせ致します。
※ご受講料お支払い後のキャンセルはご欠席としてお取り扱いさせていただいております。ご返金や別の講座へのお振替えはできかねますので、あらかじめご了承下さい。
※講師の業務スケジュールにより、日程や時間を変更させて頂く可能性がございます。
※天候や災害あるいは講師の急病など、講座が開催できない状況が発生した場合は、皆さまのメールアドレスもしくはお申込み時にお知らせ頂いた緊急連絡先にご連絡を差し上げるとともに、 講座当日の9時ごろに、「読むと書く」公式ツイッターにてお知らせをいたします。それまでにも決まった時点で何かある場合はツイートしますので、随時ご覧いただけますと幸いです。
ツイッターアカウント:https://twitter.com/yomutokaku_info
ご希望の連絡手段でご連絡のとれない場合は、ツイッターにてご確認いただけたものとさせていただき、責任を負いかねますので、誠に恐れ入りますがご諒承くださいませ。なお、通常通り開催の場合は、ツイートはいたしません。
※過去にはまだございませんが、万一、当方の事情で不開催となった際には、後日、講座参加費をご返金致します。(なお、入会金、各自の交通費や宿泊費はご返金できませんことをあらかじめご了承下さい。)




若松英輔「読むと書く」運営事務局
E-mail :info@yomutokaku.jp
営業時間:月-金/9~17時(祝祭日・当社規定の休日を除く)
※営業時間外に頂いたご連絡は、翌営業日以降にご対応させて頂きます。