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〈第2弾〉★過去の音声講座の人気シリーズを今だけリバイバル!

好評だった講座や、再販のご希望の多かったシリーズ講座を、まとめて10%オフで再配信します。

聴講期間はたっぷり5月1日まで。
お好きな場所で、期間中は何回でもお聴き頂けます。

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<講座一覧>


※このページの音声講座は購入後すぐにお聞き頂けます(3営業日以内にお送りします)。
他の音声講座とは配信日や聴講期間が異なります。詳しくは下記をご確認下さい。

【配信】お申込み後、3営業日以内にメールにて、聴講のためのURLとレジュメなどをお送り致します。
【聴講期間】5月1日(水)まで ※いつご購入されても、聴講期限は同じです。
【販売期間】3月31日(日)まで(コンビニ決済の方は、期限までにお支払いまでお済ませ下さい)
【お申込み方法】 「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
・初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。
・会員の方はお申込みボタンよりお願いします。(決済ページstoresに移動します。)



講座一覧


 
 ヘレン・ケラーは、1歳7ヶ月のときに熱病によって、視力、聴力、そして語る力を封じられてしまいます。しかし、それは完全に消えたわけではなかったのです。7歳のとき、彼女が、家庭教師だったサリヴァン先生とともに「水」、すなわち「water」という言葉があることを知った話はよく知られています。このとき、彼女の世界は一変しました。物質の世界だったのが意味の世界に変わったのです。意味は、目には見えない光となって、その後の彼女の人生を導いていくことになります。
 彼女は、生涯を通じて、語ることによって、あるいは書くことによって人々に意味の光、すなわち「コトバの光」を届けようとしたのです。その行動は考えらないほど真摯なものでした。戦前のことです。小さな田舎の町で暮らしていた私の母すらも彼女の姿を見たことがあります。
 ヘレン・ケラーの生涯を顧みながら、朽ちることのないコトバの光をめぐって皆さんと感じ、考え、味わってみたいと願っています。 (講師:若松英輔)


【受講料】

11,000円(税込)

9,900円(税込) お申込み
【講座時間】約180分(約60分×3)
【書くワーク・質問受付】含まれています
【テキスト】『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』(小倉慶郎訳・新潮文庫)


 
 宮沢賢治は、詩を書こうとして詩人になったのではないように思われます。詩ではなくては表現できない出来事が彼を襲い、彼を詩人にしたのです。それは愛する人の死であり、立ち上がれないないほどの苦しみであるようにも見えるのですが、それでもなお、生きていこうとする生のちからでもあるのではないでしょうか。賢治は確かに「かなしみ」の詩人です。しかし、彼は悲しみの人であるだけでなく「愛(かな)しみ」や「美(かな)しみ」の人でもあったのです。そして、何よりも彼は、もっとも高次な意味における「火の詩人」でもありました。だからこそ、その言葉から発せられる燈火(ともしび)は、私たちの魂を照らすのだと思います。
 詩を書くことは、言葉/コトバの火によって、自己を照らし出すことなのではないか、その可能性を賢治の言葉にふれながら、皆さんと感じ、考え、味わってみたいと願っています。 (講師:若松英輔)


【受講料】

11,000円(税込)

9,900円(税込) お申込み
【講座時間】約180分(約60分×3)
【書くワーク・質問受付】含まれています
【テキスト】『宮沢賢治詩集』(新潮文庫)


 
 「青い鳥」は、幸福の象徴として、この作品から離れた場所でも用いられます。作品としての『青い鳥』は、いつしか児童文学のような扱いになってしまいましたが、作者であるメーテルリンクは、ノーベル賞を受賞した世界的な作家であると同時に稀代の神秘家でもありました。彼にとって、可視的な世界は、不可視な世界の一部でした。そうした人物が書いた作品として『青い鳥』を読み直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)


【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】メーテルリンク『青い鳥』(堀口大學訳・新潮文庫)

●第1回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み

●第2回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み


 
 幸せとは何かをじっくりと考えることのないまま、人は、世にいう幸せにむかって歩き始めることがあるのではないでしょうか。しかし、幸せとはどこまでも個人的なもので、自分の幸せを他人に決められるようなことは、誰も望ましいとは感じていないのではないでしょうか。
 『幸福論』の著者アランは、幸福とは何かをめぐって多くの言葉を費やしましたが、それを短い言葉で「定義」することはできなかったのか、あるいは、あえてしなかったのか、没後に残された『定義集』でも「幸福」をめぐる記述はありません。アラン、ラッセル、ヒルティなど『幸福論』を書いた人だけでなく、宮沢賢治、武者小路実篤などにもふれながら、幸せの手応えを感じ直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます

・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み


 
 テキストである高橋巖『シュタイナー教育入門』には、次のような一節があります。「シュタイナー教育の社会的意味は、ひとりひとりの人間がどんなにかけがえのない、貴重な存在であるかを、教育を通して実感できるようにすることにある」。これほどシュタイナー教育の本質を見事に言い当てた言葉はないように思います。私たちは本来「自己肯定感」の有無に悩まされる必要のない、絶対的な「貴さ」を宿して、この世に生まれてきたというのです。
 シュタイナー教育は「子ども」のためだけの教育法ではありません。私たちのなかにあって、もっともよい意味で純粋であり、「賢く」もある永遠なる子どもが学ぶ道でもあるのです。それはかけがえのない存在としての「わたし」に出会うことにほかなりません。シュタイナー、そして高橋巖の言葉に導かれながら、「わたし」の秘義を皆さんと感じ直してみたいと思います。(講師:若松英輔)


【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】高橋巖『シュタイナー教育入門』(亜紀書房)

●第1回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み

●第2回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み

●第3回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み


 
 『ハムレット』は、37あるシェイクスピアの作品のなかでも、もっともよく知られた作品の一つです。舞台はデンマーク、ハムレットはその王子、死者となった王である父は、息子に自らの暗殺のいきさつを語る。よく知られたストーリーです。
この事実に端的に示されているように、『ハムレット』の世界観は死者もまた「生きている」というものです。オフィーリアをめぐる「愛」の問題、そして、「言葉が息から生まれ、息が命から生まれる」という一節にあるように「言葉」と「コトバ」の哲学もこの作品を読むときの大きな魅力であり、問題になっています。
 生と死と愛、そして言葉とコトバ。どれも私たち人間から一時も離れることのない問題ばかりです。その深みを皆さんと味わってみたいと思います。(講師:若松英輔)


【受講料】

11,000円(税込)

9,900円(税込) お申込み
【講座時間】約180分(約45分×4)
【書くワーク・質問受付】含まれています
【テキスト】シェイクスピエア『ハムレット』(松岡和子訳・ちくま文庫)


 
 『こころ』を書き始めたとき、漱石は、この作品が自分の代表作になるとは思っていなかったようです。しかし、書き終えてみると「自己の心を捕へんと欲する人々に、人間の心を捕え得たるこの作物を奨(すす)む。」と自ら書くようになります。この小説における「こころ」は、いわゆる「心理」ではありません。私たちが「たましい」と呼ぶものでもある、そう書いたのは河合隼雄でした。
 この作品のストーリーは、さほど難しくありません。しかし、その平易な話のすじの奥には、容易に語り得ない「こころ」の世界が広がっています。
 この作品を境にして、近代日本の小説の世界は大きく変化しました。単に人が自らの「考え」を書くのではなく、言葉のちからを借りて「考え」を超えた場所へたどり着こうとしたのです。漱石の言葉と対話しながら「こころ」とは何かをめぐって、皆さんと考えを深めてみたいと思います。 (講師:若松英輔)


【受講料】

11,000円(税込)

9,900円(税込) お申込み
【講座時間】約180分(約45分×4)
【書くワーク・質問受付】含まれています
【テキスト】夏目漱石『こころ』(新潮文庫)


 
 吉満義彦は、近代日本を代表する哲学者であるだけでなく、遠藤周作、越知保夫の師です。このことが端的に示しているように吉満は、文学と哲学、そして神学を一身に引き受け四十一年の生涯を文字通りの意味で駆け抜けました。吉満は敬虔なキリスト者でした。彼にとって哲学とは、単にこの世界のありようを理解することではなく、天使や死者、そして神とのつながりを回復することにほかなりませんでした。吉満は、哲学者や神学者を論じるだけでなく、リルケやドストエフスキーも独自な視点で読み解いています。
 あるところで吉満は「天使を黙想したことのないような人は形而上学者とは言えない」と語っています。今回は、吉満義彦の生涯と思想を、遠藤周作や越知保夫だけでなく、渡辺一夫や小林秀雄などの交流、井筒俊彦への影響などにもふれながら二回に分けて考えてみたいと思います。 (講師:若松英輔)


【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】『文学者と哲学者と聖者 吉満義彦コレクション』 (文春学藝ライブラリー)

●第1回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み

●第2回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み


 
 アレントは人間のありようを「労働」「仕事」「活動」の3つに分けて考えることができると語っています。しかし、アレントのいう「労働」とは、誰かに強いられて行うものではありません。それは「生命の祝福」につながるものであると述べています。そして「仕事」とは、何らかの意味で「もの」を作り出すことを意味します。
 この本における「活動」も従来の意味と少し異なります。それは目に見える行動だけを意味しません。見た目には「なにもしないときこそ最も活動的であり、独りだけでいるときこそ、最も独りでない」というローマ時代のある政治家の言葉を引用しています。深く思索することも、ある人にとっては祈りのようなものも、アレントにとっては「活動」なのです。
 「労働」「仕事」「活動」の3つの視座から「生きる」とは何かを改めて考え直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)


【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】ハンナ・アレント『人間の条件』(志水速雄訳・ちくま学芸文庫)

●第1回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み

●第2回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み

●第3回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み

●第4回 
・書くワーク・質問付き

6,050円(税込)

5,445円(税込) お申込み
・書くワーク・質問なし

4,400円(税込)

3,960円(税込) お申込み


 前教皇ベネディクト十六世は、現代を代表する神学者でした。教皇就任直後に執筆された『神は愛』という回勅(教皇が全世界に送付する公式文書)は、とてもコンパクトな本ですが、キリスト教的な愛の本質について述べた書物として全世界で広く読み継がれています。
 「愛」についての理解を深めることは、キリスト教を理解するための最善の道と言えますが、本書の魅力はそれにとどまりません。自己愛と隣人愛、求める愛(エロース)と与える愛(アガペー)という一見相反するようにみえる様々な愛を統合するヴィジョンを与えてくれる本書を読み解くことによって、私達は、自らの「愛」を深めていくための様々な手がかりを得ることができます。そのような観点から、この書物を丁寧にわかりやすく読解していきたいと思います。


講師 東京大学教授 山本芳久
東京大学教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)がある。

【講座時間】約120分(約60分×2)
【テキスト】教皇ベネディクト十六世『回勅 神は愛』(カトリック中央協議会司教協議会秘書室研究企画訳、カトリック中央協議会) 

●第一回

4,620円(税込)

4,158円(税込) お申込み
「愛についての理論的考察」
『神は愛』は2部構成になっていますので、2回の講座で、1部ずつ読み解いていきます。第1回では第1部を読み解きます。古代ギリシア由来の「エロース」、旧約聖書の「アハバー」、新約聖書の「アガペー」といった様々な愛を比較考察しつつ、「愛」を生きるための様々な手がかりを得ていきたいと思います。

●第二回

4,620円(税込)

4,158円(税込) お申込み
「愛の実践」
『神は愛』の第2部においては、「愛」についてのより具体的な考察が展開されています。苦しみや不正に満ちたこの世界において、「愛のわざ」がいかにすれば実現可能なのかを考察していきます。そして、締めくくりとして、小著である『神は愛』を手がかりにしながらキリスト教思想史全体における「愛」の思想へと深く入っていくためのコツを伝授したいと思います。

※学び舎講座は、レジュメ・書くワーク・ご質問はございません。




※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
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※期限内は何度でもお聴き頂けます。聴講はストリーミングのみとなります。ダウンロードはできません。
※ご質問はお一人様2問までお送り頂けます。なお、講座によっては質問や課題提出がない場合もございます。各講座の詳細をご確認下さい。




若松英輔「読むと書く」運営事務局
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