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ご自宅やお好きな場所で、お好きな時間にお聴き頂ける音声講座です。
読むことや書くことと向き合うことで、少しでも心が癒やされたり、穏やかな気持ちになったり、いつもの時間や生活に「人生の深まりや意味」を見い出すお手伝いができたらと、若松ともども願っております。


【講座内容】
・音声講座(URLクリックで簡単にお聴き頂けます)
・レジュメ
・課題提出&若松のコメント返送あり
・質疑応答(詳しくは下をご覧下さい)
※学び舎や入門編など、講座によっては形態が異なる(課題提出・質問・レジュメがないなど)ものもございます。

【聴き方】
お申込後、配信予定日に、聴講URLを記載したメールをお送り致します。
そのURLをクリックしてお聞き下さい。

🎧【お試し版】読むと書く入門
🎧【お試し版】柳宗悦「美の法門」

ポイント1 普段の講座がご自宅でも
気軽に外出できない時や、遠方のかたでも。お好きな時間に、また、時間のないときは小分けに聞いてもOK。ご自身のペースでご受講頂けます。

ポイント2 課題提出&若松のコメント付き
通常の講座と同じように、課題提出もして頂けます。

ポイント3 ご質問に若松がお答えします
お一人様2問まで、ご質問を承ります。若松からのこたえを録音したものを、毎週アップ致します。

 ※学び舎や入門編など、講座によっては課題提出、質問がないものもございます。


【配信予定日】
各講座の詳細に記載がございます。

【販売期間】
配信日の9:00まで

【聴講期限】
配信より1ヶ月間

【お申し込み方法】
配信予定日のお申込みボタンより、お願い致します。(決済ページstoresに移動します。storesの会員登録は事務局の会員登録とは異なります。ゲストでもご決済頂けますが、stores会員登録をされますと、次回より登録情報の入力が省略できます。)

※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。
会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。
※文章をお書きになることをお仕事とされている方のご参加は、恐れ入りますがご遠慮頂いております。
※ご入会頂けない場合もございますので、あらかじめご了承下さい。
※初めての方は講座参加費に加え、入会金5,500円(税込)を頂戴いたします。

<新作あり!>





講座一覧

※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。



 
 これまで皆さんと、イエスの死のあと、弟子たちがどのように変貌したのかが記された「使徒言行録」と、パウロの数多い手紙のなかで、もっとも重要な「ローマの信徒への手紙」を読んできました。この2つを響き合わせながら読む試みは、じつに味わい深く、それぞれがもう一方の謎を解き明かしてくれるようにも思われました。
 2023年1月からは「使徒言行録」の続きと、「ルカによる福音書」を読んでいきます。この2つの文書の作者は、同じ、あるいは極めて近しい人物、または共同体であると考えられてきました。現代の聖書学は、その一致を必ずしも厳密には認めませんが、霊性の伝統においての関係は、ある強度をもった近さがあると思います。
 『新約聖書』には、27の文書があり、複数の著者がいます。そうであってもこの書物が一巻として存在する意味が減じることはありません。むしろ、その意味をさまざまな文書を合わせ読むことを通じて感じ直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

※新約聖書は世界の思想書かつベストセラーでもあります。 信仰を深めたい方はもちろん、特定の信仰をお持ちでない方や他の信仰をお持ちの方も、自由な視座でご参加ください。

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク】なし
【質問受付】なし
【テキスト】新約聖書(下記のいずれかをご用意下さい。レジュメはございません)
@『聖書』(原文校訂による口語訳)(フランシスコ会聖書研究所訳注)5,500円または8,800円
値段の違いがありますが、文字の大きさと版型の差になります。(8,800円はともに大きめ)
本文は中身は変わりません。こちらには『旧約聖書』と『新約聖書』が共に収録されています。
(少し高額ですが、講師いわく「一生ものです」とのことです。)
A『新約聖書』(新版)(フランシスコ会聖書研究所訳注)1,870円
講座では、主にこの本を使います。こちらだけでも問題ありません。

●2023年10月25日(水)配信(22)「祈りの源泉」 お申込み

毎回、「ルカによる福音書」と「使徒言行録」をそれぞれ一章程度読み進めています。10月は「ルカによる福音書」10章から11章に進む予定です。ここで考えてみたいのは、真の意味における祈りです。イエスは、神(聖霊)は、人が願いを超えたものを与えると幾度となく説くのです。「使徒言行録」は23章に入ることができればと思ってます。パウロの最後の旅の場面です。


NEW!
●2023年11月29日(水)配信(23)「神への信頼」 お申込み

「ルカによる福音書」の12章に進む予定です。この章を読み解くことで考え直してみたいのは、神への信頼と貪欲という問題です。神は、人が考えるよりも深い場所から見て、必要なことを照らし出してくれる、というイエスの言葉を信頼できず、しばしば貪欲になります。欲というより貪欲から逃れる道があるのか、皆さんと考え直してみたいと思います。「使徒言行録」は24章に入る予定です。パウロは危機にあるとき、自らのおもいではなく、大いなるものに託された言葉を語るように思われます。



 
 『神秘哲学』は、若き井筒俊彦の代表作であり、『意識と本質』と並ぶ彼の主著です。この本で井筒は、古代ギリシアの詩人から語り始め、ヘラクレイトス、パルメニデスなどの「ソクラテス以前の哲学者」、そしてプラトン、アリストテレスを経て、ローマ時代の哲学者プロティノスまでを論じています。
 井筒にとって「神秘哲学」とは、「語られざる哲学」であるとともに「語り得ない哲学」であり、そして、それは知性の営みであるだけでなく、人間の救済にまで直結するものでした。「哲学は人間を救い得るのか」という根本問題をこの本を通じて、皆さんと考えてみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】13,750円(税込)
【講座時間】約220分(約55分×4)
【書くワーク・質問受付】あり
【テキスト】井筒俊彦『神秘哲学』(岩波文庫)

●2023年10月18日(水)配信R 「美と愛の神秘哲学@」 お申込み

プラトンの神秘哲学を理解するために井筒俊彦はいくつかの鍵になる言葉を軸にしながら展開していきます。この回では「美」と「愛」のなかでもことに「美」をめぐって考えを深めてみたいと思います。「『美自体』は『善のイデア』そのものの光の面と考えらるべきである」と井筒俊彦は書いています。「善のイデア」を究極者としてみるならば、「美」はそこから発せられる光だというのです。


NEW!●2023年11月15日(水)配信S 「美と愛の神秘哲学A」 お申込み

プラトン哲学が、高次な意味で宗教的霊性のなかにあったことを井筒俊彦は幾度となく語ります。プラトンにおける「愛の道」を論じながらも、「プラトン的愛の体験道は道の奥処に至るや深き宗教的敬慶の雰囲気に包まれる」と述べています。また、「愛が人間的情熱であるよりさきに神的聖寵であった」とも。愛を生きるとき、人は大いなるものをいっそう近くに引き寄せる、というのです。



 
 この本は、「現実」と私たちが呼ぶ世界は、実在の一断片でしかないことを改めて教えてくれます。難しいことではありません。現代社会の常識では、五感で感じ得ることを「現実」と呼びますが、本書ではそこに留まらない豊かな「感覚」をめぐって世界と人間とのつながりが語られます。ここでいう「神秘学」とは、真の意味における「人間学」あるいは「叡知学」と呼べるものです。それは「彼方の」というよりも「日常の哲学」でもあるのです。
 16歳のとき、私は古書店でこの本に出会い、それから25年以上、折にふれて読み返してきました。私のなかでは「希望の書」でもあります。暗がりが多い時代にあって確かな光のありかを皆さんと学び直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】高橋巖『神秘学講義』(角川選書)
※事務局でご用意しましたテキストは、完売致しました。現在テキストは入手しづらくなっておりますが、講座ではレジュメもご用意致します。

●第9回 配信予定日:2023年9月27日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第10回(最終回) 配信予定日:2023年11月1日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


 
 やはり、この本はシュタイナー思想の原点であり、彼の他の主著を読み解こうとするときのたしかな入口です。シュタイナーは、人間は、心身という二層的存在ではなく、さらに重層的な存在だと考えています。彼に関する本を開くと「肉体、エーテル体、アストラル体、自我」という四つの「からだ」に関する記述に出会います。それは「体、生命、魂、霊」と置き換えてもよいものです。そのありようを高橋巌訳によるシュタイナー自身の言葉によって味わってみたいと思います。
 焦らず、問題を主体的に捉えながら、シュタイナーと対話するように読んでまいります。(講師:若松英輔)


【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】ルドルフ・シュタイナー『神智学』(高橋巌訳・ちくま学芸文庫)

●第4回 配信予定日:2023年10月25日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第5回 配信予定日:2023年11月22日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第6回(最終回) 配信予定日:2023年12月20日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み



 
 教皇フランシスコ『福音の喜び』はもともと、全世界のキリスト者に向けて送られた公開書簡でした。しかし、その反響は、大きく、さまざまな危機に直面する現代人への一つの羅針盤になるようなものでした。この本で教皇が語るのは、さまざまなところに隠れている「弱い人たち」とともにあることなのです。
 人は誰も、さまざまなきっかけで「弱くなる」ことがあります。しかし、それは世界と、歴史と、他者と、そして自らと「つながり」を深めるときなのかもしれないのです。 10年前に刊行されたこの本を今、皆さんと改めて読み、「弱く」ある自分にもまた、可能性を見出し得ることを感じ直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)


【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】教皇フランシスコ『福音の喜び』(カトリック中央協議会訳、刊)

●第2回(最終回) 配信予定日:2023年9月27日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み



 
 この本は、河合隼雄の本のなかでも、もっともよく読まれたものの一つかもしれません。55篇の短いエッセイからなる随想集です。「からだ」には、処方箋に従って、さまざまな薬が提供されますが、「こころ」に必要なのは、薬だけでなく「ことば」だと河合隼雄は考えています。
 河合隼雄は、最初の本である『ユング心理学入門』においてすでに、「こころ」のおくにある「たましい」を問う文章を書いています。真の意味で「こころ」を生きるとは自己の「たましい」に出会うことだというのです。
 「たましい」において人は、自己だけでなく、時空を超えた他者とも出会い直すのではないでしょうか。その可能性をめぐって皆さんと「こころ」の世界を河合隼雄とともに旅してみたいと思います。 (講師:若松英輔)


【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】河合隼雄『こころの処方箋』(新潮文庫)

●第2回 配信予定日:2023年10月11日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第3回(最終回) 配信予定日:2023年11月8日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み



 
あるところでブレイクは「私はこの詩を精霊からの直接の命令で書いた」と述べています。ブレイクにとって詩を書くとは、言葉を巧みに用いて内心を表現することではなく、むしろ、言葉の使いになることだったのです。「無垢」「経験」「神」「天使」「春」など、彼の詩を読み解く「鍵語(キーワード)」を扉にしながら、言葉の奥に広がるイマージュと意味の世界を味わいます。「詩人」とはどんな存在なのかを考え、私たちの内なる詩人を目覚めさせることができればと願っています。柳宗悦のブレイク伝などにもふれながら講座を進めていきます。(講師:若松英輔)



【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】『対訳 ブレイク詩集』(松島正一編・訳、岩波文庫)

●第1回 配信予定日:2023年10月11日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第2回 配信予定日:2023年11月8日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第3回 配信予定日:2023年12月13日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第4回(最終回) 配信予定日:2024年1月17日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


NEW!
 
 『神秘学講義』のなかで高橋先生は、幾度か今回のテキスト『神秘学序説』にふれていました。この2冊をつなげて読むことで理解はいっそう深まると思います。高橋先生はこの本で、自己の「神秘論」を語ろうとしているのではなく、広く開かれた「神秘学」の樹立を試みようとしています。この本は、思想家高橋巌の主著といってよい一冊です。
 神秘学とは、自己とは何かを見極めるだけでなく、自己と他者、自己と超越者とのつながりとその意味を探究する道程です。
 宗派的宗教の時代ではなく、霊性の時代がやってくると説いたフィオーレのヨアキム、インドの聖典『バカバッド・ギータ』、ユング、そしてシュタイナーの思想にふれながら、未曽有の神秘学のドラマが展開します。東西の霊性をつらぬくかたちで神秘学の歴史を感じながら、私たち自身と歴史を橋渡しする道を見出しつつ、自己への道を発見したいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】高橋巖『神秘学序説』(イザラ書房)
事務局で一定数準備しました。品切れの古書のため表紙の色の褪せ、小口のシミなど経年感、使用感があります。入手が難しい古書ですのでご了承ください。
ご希望の方は、下記の「テキストお申込み」ボタンよりお申込みください。(テキスト3,530円+送料・手数料300円=合計3,830円)。ご決済確認後、3営業日以内にご登録のご住所に発送いたします。
※限定数のため、テキストと講座を同時にご購入いただけますようお願いします。 テキストお申込み

【第一期】
★全6回(第1回〜第6回)まとめてお申込み<2,000円クーポンプレゼント!>
・書くワーク付き 全6回まとめてお申込み
・書くワークなし 全6回まとめてお申込み



●第1回 配信予定日:2023年12月6日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第2回 配信予定日:2023年12月27日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第3回 配信予定日:2024年2月7日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第4回 配信予定日:2024年3月6日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第5回 配信予定日:2024年4月3日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第6回 配信予定日:2024年5月8日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


NEW!<一度は読みたい大作>Xアンケート第1位!
 
  これから1年間をかけて、ドストエフスキーの代表作の一つ『カラマーゾフの兄弟』 を読み深めてみたいと思います。神、自己、自由、愛、祈り、信仰、運命など、この本を読み解く「鍵語」は、いくつでも挙げられそうです。しかし重要なのは「わたしの『カラマーゾフの兄弟』」や「わたしのドストエフスキー」に出会い、私たちが、より私たち自身に近づくことにほかなりません。それは同時に他者との関係も新しくされることになるように思われます。
 上中下の各巻を4ヶ月で、毎月およそ150ページを読み進めたいと思います。大切なのは「あらすじ」を理解することではなく、ドストエフスキーの言葉を扉にしながら存在の深みにふれることです。上巻の終わりには次のような一節があります。

「彼らは絶望しきってそう言うのだが、彼らの言ったことは神への冒涜になり、そのため彼らはいっそう不幸になるだろう。なぜなら、人間の本性は神への冒涜に堪えられずに、結局はいつも本性そのものが冒涜に対する復讐をするからなのだ。」(上巻、第五篇「大審問官」)
 ほんとうにそう言えるのか、ドストエフスキーの言葉をそのまま受け止めるのではなく、それと対話しつつ、問題を深めていきたいと思います。
 これまでドストエフスキーを読んだことのない人も、ぜひ、ご参加ください。一人では途中で諦めそうになることでも、仲間と読み進めることで、その先に行けるように思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』全3巻(原卓也訳、新潮文庫)

【上巻 全4回】
●第1回 配信予定日:2023年12月6日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第2回 配信予定日:2024年1月10日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第3回 配信予定日:2024年2月14日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第4回 配信予定日:2024年3月13日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み



<学び舎講座>

【受講料】各4,620円(税込)
【講座時間】 約90分
※学び舎では、若松以外の講師をお呼びして、様々な講座を行っています。
※学び舎の音声講座は実際の講座を録音したものです。
※学び舎は、課題提出および質疑応答はございません。


 
 イギリスの作家G.K.チェスタトンの名著『聖トマス・アクィナス』は、トマス・アクィナス(1225頃-1274)について書かれた最も優れた評伝として、トマスの専門家からも極めて高い評価を受けてきた著作です。このたび、ちくま学芸文庫から文庫版が刊行されるのを機会に、この著作を精読する講座を開講することとしました。ユーモアと逆説に満ちたチェスタトンの魅力的な筆致に導かれながら、トマス哲学の本質を味わっていただけましたら幸いです。
 チェスタトンによると、トマス哲学は「常識の哲学」であり、「楽観主義」の哲学です。「肯定の哲学」と言うこともできます。それは安直な「楽観主義」ではなく、この世界に対する丁寧な理解に基づいた現実的で手堅い「楽観主義」の哲学です。チェスタトンのテクストを精読しながらトマス哲学の基本を学びつつ、現代を生き抜くのに必要な真の「楽観主義」を身につけていくためのヒントを探っていきたいと思います。
※今回のテキストは、山本先生が解説を執筆しています。



講師 東京大学教授 山本芳久
東京大学教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)、『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)、『キリスト教講義』『危機の神学』(文藝春秋、若松英輔との共著)、『世界は善に満ちている』(新潮社)、『アリストテレス 『ニコマコス倫理学』』(NHK出版)、『「愛」の思想史』(NHK出版)などがある。

※各回、講座内容は異なりますので、一回ずつでもお楽しみ頂けます。

【テキスト】※G.K.チェスタトン『聖トマス・アクィナス』(解説:山本芳久・ちくま学芸文庫)<2023年8月9日刊行予定>を各自お手元にご用意下さい。

●第2回 配信予定日:2023年10月4日(水)お申込み
トマス・アクィナスとアリストテレス、または、「信仰」と「理性」
 第三章「アリストテレス革命」と第四章「マニ教徒に対する観想」を精読します。
 一言で言うと、トマス・アクィナスの哲学は、キリスト教の神学と古代ギリシアに由来する哲学(とりわけアリストテレス)とを統合したものです。
 異教世界の哲学者であるアリストテレスを本格的に取り入れることによって、トマスの哲学はよりキリスト教的なものになった、というチェスタトンの主張の真意を探っていきます。

●第3回 配信予定日:2023年10月18日(水)お申込み
トマス哲学入門
 第五章「本物の聖トマス」と第六章「トマス哲学入門」を精読します。
 チェスタトンによって書かれた「トマス哲学入門」は、これまでに書かれた「トマス哲学入門」のなかで最善のものと言っても過言ではありません。
 「常識の哲学」「楽観主義の哲学」とはどのようなものか、深く、かつ分かりやすく解説していきたいと思います。

●第4回(最終回) 配信予定日:2023年11月1日(水)お申込み
トマス・アクィナスとマルティン・ルター、または、「意志の自由」と「意志の無力」
  第七章「久遠の哲学」と第八章「聖トマス以後」を精読します。
 チェスタトンは、トマス没後の思想の変化、とりわけ宗教改革の立役者であるマルティン・ルターの思想との対比の中でトマス哲学の特徴を捉え直し、本書を結んでいます。
 人間の意志の無力を説くルターと対比しながら、チェスタトンは、「意志の自由」を解くトマス哲学がどのように世界をそしてその中で育まれる人生を肯定することにつながりうるのか、浮き彫りにしていきます。

※レジュメはない場合がございます。
※学び舎講座は、ご質問、課題提出はございません。





※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。
※決裁完了後にダウンロードできるPDFをご確認下さい。決済完了後、配信予定日になりましたら聴講URLをメールでご案内致しますので、しばらくお待ち下さい。(コンビニ払いを選んだ方は、払い込みが完了した時点でお申込確定となります)
※レジュメはPDFをダウンロードする形でご用意致します。もし、プリンターがない場合は、コンビニプリントをご案内いたしますので、ご相談下さい。
※ご聴講期限は、配信より1ヶ月間です。期限内は何度でもお聴き頂けます。聴講はストリーミングのみとなります。ダウンロードはできません。
※ご質問はお一人様2問までお送り頂けます。なお、講座によっては質問や課題提出がない場合もございます。各講座の詳細をご確認下さい。
※音声講座は基本的に実際の講座を録音したものです。一部、新録音のものもあります。


若松英輔「読むと書く」運営事務局
E-mail :info@yomutokaku.jp
営業時間:月−金/9〜17時(祝祭日・当社規定の休日を除く)
※営業時間外に頂いたご連絡は、翌営業日以降にご対応させて頂きます。