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☆若松厳選の本屋「モクレン文庫」オープン!くわしくはこちら




ご自宅やお好きな場所で、お好きな時間にお聴き頂ける音声講座です。
読むことや書くことと向き合うことで、少しでも心が癒やされたり、穏やかな気持ちになったり、いつもの時間や生活に「人生の深まりや意味」を見い出すお手伝いができたらと、若松ともども願っております。


【講座内容】
・音声講座(URLクリックで簡単にお聴き頂けます)
・レジュメ
・課題提出&若松のコメント返送あり
・質疑応答(詳しくは下をご覧下さい)
※学び舎や入門編など、講座によっては形態が異なる(課題提出・質問・レジュメがないなど)ものもございます。

【聴き方】
お申込後、配信予定日に、聴講URLを記載したメールをお送り致します。
そのURLをクリックしてお聞き下さい。

🎧【お試し版】読むと書く入門
🎧【お試し版】柳宗悦「美の法門」

ポイント1 普段の講座がご自宅でも
気軽に外出できない時や、遠方のかたでも。お好きな時間に、また、時間のないときは小分けに聞いてもOK。ご自身のペースでご受講頂けます。

ポイント2 課題提出&若松のコメント付き
通常の講座と同じように、課題提出もして頂けます。

ポイント3 ご質問に若松がお答えします
お一人様2問まで、ご質問を承ります。若松からのこたえを録音したものを、毎週アップ致します。

 ※学び舎や入門編など、講座によっては課題提出、質問がないものもございます。


【配信予定日】
各講座の詳細に記載がございます。

【販売期間】
配信日の9:00まで

【聴講期限】
配信より1ヶ月間

【お申し込み方法】
配信予定日のお申込みボタンより、お願い致します。(決済ページstoresに移動します。storesの会員登録は事務局の会員登録とは異なります。ゲストでもご決済頂けますが、stores会員登録をされますと、次回より登録情報の入力が省略できます。)

※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。
会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。
※文章をお書きになることをお仕事とされている方のご参加は、恐れ入りますがご遠慮頂いております。
※ご入会頂けない場合もございますので、あらかじめご了承下さい。
※初めての方は講座参加費に加え、入会金5,500円(税込)を頂戴いたします。

<新作あり!>




講座一覧

※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。




NEW!
 
 『茶の本』は、岡倉天心の主著であるだけでなく、明治期の日本を象徴し、また代表する著作です。「茶」をめぐって言葉は紡がれていくのですが、そこで天心が語るのは、美と愛、そして心の、世界の平和なのです。天心は、茶道は美の宗教であるといいます。そして、開かれた霊性深化の場であるとも述べています。また、茶の湯に列するとは、自己照明の経験、すなわち「観照」に身を投げ出すことだとさえいいます。この本が百年を超えて読み継がれているのは、生きていくうえで、一度は深く考えなくてはならないいくつかの問いに深く応答しているからだと思います。美のちからによって自己に出会う。今、現代の私たちにも必要なことなのではないでしょうか。 (講師:若松英輔)


【受講料】6,600円(税込)
【講座時間】約130分(約65分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】岡倉覚三『茶の本』(岩波文庫)

●配信予定日(全1回):2023年3月29日(水)※募集終了


 
 これまで皆さんと、イエスの死のあと、弟子たちがどのように変貌したのかが記された「使徒言行録」と、パウロの数多い手紙のなかで、もっとも重要な「ローマの信徒への手紙」を読んできました。この2つを響き合わせながら読む試みは、じつに味わい深く、それぞれがもう一方の謎を解き明かしてくれるようにも思われました。
 2023年1月からは「使徒言行録」の続きと、「ルカによる福音書」を読んでいきます。この2つの文書の作者は、同じ、あるいは極めて近しい人物、または共同体であると考えられてきました。現代の聖書学は、その一致を必ずしも厳密には認めませんが、霊性の伝統においての関係は、ある強度をもった近さがあると思います。
 『新約聖書』には、27の文書があり、複数の著者がいます。そうであってもこの書物が一巻として存在する意味が減じることはありません。むしろ、その意味をさまざまな文書を合わせ読むことを通じて感じ直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

※新約聖書は世界の思想書かつベストセラーでもあります。 信仰を深めたい方はもちろん、特定の信仰をお持ちでない方や他の信仰をお持ちの方も、自由な視座でご参加ください。

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク】なし
【質問受付】なし
【テキスト】新約聖書(下記のいずれかをご用意下さい。レジュメはございません)
@『聖書』(原文校訂による口語訳)(フランシスコ会聖書研究所訳注)5,500円または8,800円
値段の違いがありますが、文字の大きさと版型の差になります。(8,800円はともに大きめ)
本文は中身は変わりません。こちらには『旧約聖書』と『新約聖書』が共に収録されています。
(少し高額ですが、講師いわく「一生ものです」とのことです。)
A『新約聖書』(新版)(フランシスコ会聖書研究所訳注)1,870円
講座では、主にこの本を使います。こちらだけでも問題ありません。
※この音声講座は実際の講座を録音したものです。

●第15回 配信予定日:2023年4月5日(水) お申込み

●第16回 配信予定日:2023年5月10日(水) お申込み

NEW!●第17回 配信予定日:2023年6月14日(水) お申込み


 
 シュタイナーにとって魂とは何かを考えることは、人間とは何かを考えることにほかなりませんでした。さらにいえば、魂とは何かという問いを経ることなく、人間の本質にふれることはできないといってもよいかもしれません。
 テキストになる本は、訳者であり、シュタイナー研究の第一人者である高橋巖先生が、シュタイナーが魂をめぐって行った講演録を新たに編集したものです。どのページを開いてもじっと立ち止まらせる言葉にあふれています。
 この本でシュタイナーは、「魂は、魂からしか生まれない」と述べています。いわゆる生物学的生命とは異なる存在の根源である「いのち」に直結する魂のありようをシュタイナーの言葉にふれながら皆さんと味わってみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】ルドルフ・シュタイナー『魂について』高橋巖訳(春秋社)
※この音声講座は実際の講座を録音したものです。

●第14回 配信予定日:2023年4月5日(水)
・書くワーク・質問受付付き お申込み
・書くワーク・質問なし お申込み

●第15回 配信予定日:2023年5月10日(水)
・書くワーク・質問受付付き お申込み
・書くワーク・質問なし お申込み

NEW! ●第16回 配信予定日:2023年6月7日(水)
・書くワーク・質問受付付き お申込み
・書くワーク・質問なし お申込み


 
 『神秘哲学』は、若き井筒俊彦の代表作であり、『意識と本質』と並ぶ彼の主著です。この本で井筒は、古代ギリシアの詩人から語り始め、ヘラクレイトス、パルメニデスなどの「ソクラテス以前の哲学者」、そしてプラトン、アリストテレスを経て、ローマ時代の哲学者プロティノスまでを論じています。
 井筒にとって「神秘哲学」とは、「語られざる哲学」であるとともに「語り得ない哲学」であり、そして、それは知性の営みであるだけでなく、人間の救済にまで直結するものでした。「哲学は人間を救い得るのか」という根本問題をこの本を通じて、皆さんと考えてみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】13,750円(税込)
【講座時間】約220分(約55分×4)
【書くワーク・質問受付】あり
【テキスト】井筒俊彦『神秘哲学』(岩波文庫)
※この音声講座は実際の講座を録音したものです。

●第12回 配信予定日:2023年4月5日(水) お申込み

●第13回 配信予定日:2023年5月17日(水) お申込み

NEW!●第14回 配信予定日:2023年6月7日(水) お申込み


 
 この本は、「現実」と私たちが呼ぶ世界は、実在の一断片でしかないことを改めて教えてくれます。難しいことではありません。現代社会の常識では、五感で感じ得ることを「現実」と呼びますが、本書ではそこに留まらない豊かな「感覚」をめぐって世界と人間とのつながりが語られます。ここでいう「神秘学」とは、真の意味における「人間学」あるいは「叡知学」と呼べるものです。それは「彼方の」というよりも「日常の哲学」でもあるのです。
 16歳のとき、私は古書店でこの本に出会い、それから25年以上、折にふれて読み返してきました。私のなかでは「希望の書」でもあります。暗がりが多い時代にあって確かな光のありかを皆さんと学び直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】高橋巖『神秘学講義』(角川選書)
※事務局でご用意しましたテキストは、完売致しました。現在テキストは入手しづらくなっておりますが、講座ではレジュメもご用意致します。
※この音声講座は実際の講座を録音したものです。

●第3回 配信予定日:2023年4月19日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第4回 配信予定日:2023年5月17日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

NEW!●第5回 配信予定日:2023年6月21日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


 
 怒りは、長年かけて築き上げてきたものを一瞬にして破壊します。信頼や希望、友情や愛情という人と人をつなぐ働きさえも麻痺させてしまいます。怒るとは、ひどく悪酔いしている状態でもある、とセネカはいいます。  
 セネカは、ローマ時代の哲学者ですが、彼は思索するひとであっただけでなく、当時の政治の中心に近いところで生きた人でもありました。権力ある者が怒る。その影響は計り知れません。しかし、私たちは皆、自分という内なる国の王でもあります。その世界が怒りに包まれてしまうとまさに危機的な状況に陥ります。
 どのようにして「怒り」を鎮静させつつ生きられるのか。セネカの言葉にふれながら見つめ直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】セネカ『怒りについて』(兼利琢也訳・岩波文庫)
※この音声講座は実際の講座を録音したものです。

●第2回 配信予定日:2023年4月26日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

NEW!●第3回(最終回) 配信予定日:2023年5月24日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


 
 混乱の多い時代には、武者小路実篤のような、よく考えられた素朴な言葉が必要です。武者小路は、じつによく考えています。ただ、彼はわざと複雑に考えることをしなかっただけなのです。
 素朴な言葉は、受け止める者の心を開くちからを有しています。素朴な言葉と乱暴な言葉はまるで違います。その際も武者小路の作品から感じ得ると思います。
 人はなぜ生まれて来たのか。生きる使命とは何か。そして、人はこの世で何を学ぶべきなのか。愛するとはどのような営みなのか。こうした根本問題を武者小路の言葉に導かれながら、考え直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】武者小路実篤『人生論・愛について』(新潮文庫)

●第1回 配信予定日:2023年3月29日(水)※募集終了

●第2回 配信予定日:2023年4月19日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

NEW!●第3回(最終回) 配信予定日:2023年5月31日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


 
 高村光太郎は、彫刻家であり、同時に詩人でもありました。彼は、自分の根本感覚は「触覚」であると述べています。この世界の手ざわり、言葉の手ざわり、さらには関係の手ざわりをどのように言葉にし得るか。この特異の詩人から学んでみたいと思います。
 光太郎の詩は、真似すれば誤るという独創的なものです。しかし、その底を流れているものは、これから本格的に詩を書こうとする者に豊かな学びになると思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】『高村光太郎詩集』(岩波文庫)

●第1回 配信予定日:2023年3月29日(水)※募集終了

●第2回 配信予定日:2023年4月26日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

NEW!●第3回 配信予定日:2023年5月24日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


 
 
 この本における「余白」は、神がはたらく場であり、神のはたらきそのものでもあります。つまり、神父にとって神は、場というはたらきなのです。人間は聖なる「余白」と呼ぶべき場所で生きている。それが神父の実感であり、発見でもありました。
 数多い神父の著作のなかで、もっとも優れたものであり、もっとも愛すべきものであると考えている人も少なくないとも思います。私もそう感じている一人です。この本は論考ではありません。神父の霊性的自伝です。
 十代の終り頃、父の本棚にあったこの本を読み始めたとき、それまでとは別な世界への扉がはっきりと音を立てて開いたようにさえ感じました。
 神父の生涯を味わいながら、彼のいう「余白」を感じ直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】11,000円(税込)
【講座時間】3時間30分(内休憩10分×3)
【書くワーク】含まれています
【テキスト】『余白の旅(井上洋治著作選集2)』(日本キリスト教団出版局)

●第1回 配信予定日:2023年4月12日(水) お申込み

NEW!●第2回(最終回) 配信予定日:2023年6月21日(水) お申込み


 
 3月13日は、原民喜が亡くなった日です。彼を愛する人たちはこの日を「花幻忌」呼び、哀悼の意を表するために集まっています。私たちは、彼の言葉を味わうという方法で、この稀代の詩人の言葉を受け止め直してみたいと思います。
 原民喜は、高次な意味を宿した作品を遺しているだけではありません。彼はじつに多様な詩の様式で作品を書いた人物でもありました。この本は、これから詩を書こうとする人たちへのじつに豊かな「同伴者」にもなってくれます。
 この小さな、しかし、読み終わることない詩集を味わいながら、私たちの内なる詩人との関係を深めていきたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】『原民喜全詩集』(岩波文庫)

●配信予定日(全1回):2023年4月12日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


NEW!
 
 「青い鳥」は、幸福の象徴として、この作品から離れた場所でも用いられます。作品としての『青い鳥』は、いつしか児童文学のような扱いになってしまいましたが、作者であるメーテルリンクは、ノーベル賞を受賞した世界的な作家であると同時に稀代の神秘家でもありました。彼にとって、可視的な世界は、不可視な世界の一部でした。そうした人物が書いた作品として『青い鳥』を読み直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】メーテルリンク『青い鳥』(堀口大學訳・新潮文庫)

●第1回 配信予定日:2023年6月28日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第2回 配信予定日:2023年7月19日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み


NEW!
 
 タゴールは『ギタンジャリ』によって世界に知られることになり、アジア人としてはじめてノーベル賞を受賞します。この詩集は、何とも不思議な一冊です。題名のない作品によってまるで、言葉の織物のように言葉がつむがれていくのです。タゴールは、神を読者にするかのようにして次々に作品を書いていきます。この詩集は次のような一節から始まります。「おんみは わたしを限りないものになしたもうた―それが おんみの喜びなのです。この脆い器を おんみはいくたびも空にしては、つねに あらたな生命で充たしてくれます。」詩を書くとき人は、魂を神のために空にする、とタゴールはいうのです。 (講師:若松英輔)

【受講料】4,400円(税込)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【書くワーク・質問受付】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】タゴール『ギタンジャリ』(森本達雄訳・第三文明社)

●第1回 配信予定日:2023年6月28日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第2回 配信予定日:2023年7月26日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み

●第3回 配信予定日:2023年8月30日(水)
・書くワーク・質問付き お申込み
・書くワークなし お申込み



<学び舎講座>

【受講料】各4,620円(税込)
【講座時間】 約90分
※学び舎では、若松以外の講師をお呼びして、様々な講座を行っています。
※学び舎の音声講座は実際の講座を録音したものです。
※学び舎は、課題提出および質疑応答はございません。

 
 昨年末に亡くなった前教皇ベネディクト十六世は、現代を代表する神学者でした。教皇就任直後に執筆された『神は愛』という回勅(教皇が全世界に送付する公式文書)は、とてもコンパクトな本ですが、キリスト教的な愛の本質について述べた書物として全世界で広く読み継がれています。
 「愛」についての理解を深めることは、キリスト教を理解するための最善の道と言えますが、本書の魅力はそれにとどまりません。自己愛と隣人愛、求める愛(エロース)と与える愛(アガペー)という一見相反するようにみえる様々な愛を統合するヴィジョンを与えてくれる本書を読み解くことによって、私達は、自らの「愛」を深めていくための様々な手がかりを得ることができます。そのような観点から、この書物を丁寧にわかりやすく読解していきたいと思います。



講師 東京大学教授 山本芳久
東京大学教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)、『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)、『キリスト教講義』『危機の神学』(文藝春秋、若松英輔との共著)、『世界は善に満ちている』(新潮社)、『アリストテレス 『ニコマコス倫理学』』(NHK出版)、『「愛」の思想史』(NHK出版)などがある。

※各回、講座内容は異なりますので、一回ずつでもお楽しみ頂けます。
※この音声講座は実際の講座を録音したものです。

【テキスト】教皇ベネディクト十六世『回勅 神は愛』(カトリック中央協議会司教協議会秘書室研究企画訳、カトリック中央協議会) ※各自お手元にご用意下さい。

●第1回 配信予定日:2023年4月12日(水)お申込み
「愛についての理論的考察」
 『神は愛』は2部構成になっていますので、2回の講座で、1部ずつ読み解いていきます。第1回では第1部を読み解きます。古代ギリシア由来の「エロース」、旧約聖書の「アハバー」、新約聖書の「アガペー」といった様々な愛を比較考察しつつ、「愛」を生きるための様々な手がかりを得ていきたいと思います。

●第2回 配信予定日:2023年4月26日(水)お申込み
「愛の実践」
 『神は愛』の第2部においては、「愛」についてのより具体的な考察が展開されています。苦しみや不正に満ちたこの世界において、「愛のわざ」がいかにすれば実現可能なのかを考察していきます。そして、締めくくりとして、小著である『神は愛』を手がかりにしながらキリスト教思想史全体における「愛」の思想へと深く入っていくためのコツを伝授したいと思います。

※レジュメはない場合がございます。
※学び舎講座は、ご質問、課題提出はございません。


NEW!
 
 ヘンリ・ナウエンは、現代において最も影響力のあるキリスト教思想家の一人です。キリスト教の信仰を持つ人にも持たない人にも通じる豊かな「霊性(スピリチュアリティ)」を開拓しました。苦しみ、悲しみ、虚しさ、無力感、挫折といった自らの個人的な経験をありのままに語りつつ、それらを超えた光を見出そうとするその姿勢は、世界中の多くの人々に勇気と励ましを与え続けています。
 キリスト教の霊性と心理療法を統合した『傷ついた癒やし人』は、自らの弱さや傷を、他者の弱さや傷を癒やすための原動力として生かし直すという斬新な観点を提示した、ナウエンの代表作です。
 今回の講座では、この著作を丁寧に読み取りながら、私達の、そして周りの人々の人生を照らし出すささやかな光を共に見出していきたいと思います。


講師 東京大学教授 山本芳久
東京大学教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)、『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)、『キリスト教講義』『危機の神学』(文藝春秋、若松英輔との共著)、『世界は善に満ちている』(新潮社)、『アリストテレス 『ニコマコス倫理学』』(NHK出版)、『「愛」の思想史』(NHK出版)などがある。。

※各回、講座内容は異なりますので、一回ずつでもお楽しみ頂けます。
※この音声講座は実際の講座を録音したものです。

【テキスト】ヘンリ・ナウエン『傷ついた癒やし人(ナウエン・セレクション)』新版、渡辺順子訳、日本キリスト教団出版局、2022年。 ※各自お手元にご用意下さい。

●全4回まとめてお申込み <1,000円クーポンプレゼント!> 18,480円(税込)お申込み

●第1回 配信予定日:2023年5月17日(水)お申込み
断絶した社会におけるミニストリー
 「ミニストリー」とは、キリスト教の「神父」や「牧師」といった聖職者の「職務」「奉仕職」を意味する言葉ですが、ナウエンは、本書において、聖職者のみではなく、他者と深く関わりながら充実した人生を送ることを願っているすべての人の心に強く訴えかけるメッセージを発しています。まずは、第一章「断絶した社会におけるミニストリ―」を精読しつつ、現代世界における人間同士の分断を乗り越えるためのヒントを学んでいきます。

●第2回 配信予定日:2023年5月31日(水)お申込み
根なし草の世代へのミニストリー
 ナウエンは、現代人の基本的な在り方を、「根なし草」という言葉で捉えています。自分の「外」にも「上」にも自分を支えるものを見いだすことのできない「内向性の世代」「父なき世代」である私たちが、どのようにして、自己の人生を導く新たな羅針盤を見出すことができるのか、『傷ついた癒やし人』の第二章を精読しつつ、学んでいきたいと思います。

●第3回 配信予定日:2023年6月14日(水)お申込み
希望なき人へのミニストリー
 ナウエンは、キリスト教の根本的なメッセージを、「希望」のメッセージとして捉えています。明日という日が「終わりのない真っ暗なトンネル」にしか見えない人生の谷間において、人は何を支えに生きていくことができるのか。『傷ついた癒やし人』の第三章「希望なき人へのミニストリー」を読み解きながら、共に学んでいきたいと思います。

●第4回 配信予定日:2023年6月28日(水)お申込み
孤独な牧会者によるミニストリー――傷ついた癒やし人――
 「イエス・キリストは、自分の傷を癒やしの力の大きな源とした」という、本書を導いているナウエンの根本的な洞察が、いよいよ、第四章において正面から語られます。孤独や虚しさという自らの傷にふたをするのではなく、それらを正面から直面することによってこそ開かれてくる自己自身との新たな関係性。そしてそこからこそ開かれてくる他者との新たな関係性。ナウエン思想のクライマックスに触れる最終回としたいと思います。

※レジュメはない場合がございます。
※学び舎講座は、ご質問、課題提出はございません。





※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。
※決裁完了後にダウンロードできるPDFをご確認下さい。決済完了後、配信予定日になりましたら聴講URLをメールでご案内致しますので、しばらくお待ち下さい。(コンビニ払いを選んだ方は、払い込みが完了した時点でお申込確定となります)
※レジュメはPDFをダウンロードする形でご用意致します。もし、プリンターがない場合は、コンビニプリントをご案内いたしますので、ご相談下さい。
※ご聴講期限は、配信より1ヶ月間です。期限内は何度でもお聴き頂けます。聴講はストリーミングのみとなります。ダウンロードはできません。
※ご質問はお一人様2問までお送り頂けます。なお、講座によっては質問や課題提出がない場合もございます。各講座の詳細をご確認下さい。

 



若松英輔「読むと書く」運営事務局
E-mail :info@yomutokaku.jp
営業時間:月−金/9〜17時(祝祭日・当社規定の休日を除く)
※営業時間外に頂いたご連絡は、翌営業日以降にご対応させて頂きます。