
素敵な作品をありがとうございました。
皆様の作品は下記にてご覧頂けます。
《11月30日発表》
木蓮賞が決定致しました。
また、ご参加の皆様にも参加賞をお送りすることになりました。下記をご覧下さい。


名前を伏せて、全105作品をゆっくりと読み、まず、そのなかから11作品を選んだ。次はそこから7作品を選び、最終的に2作品を選んだ。
選ばれた2作品は、技巧に秀でているから選んだのでない。その人が、そのときにしか作れないものを誠実に生み出したと感じられるのものを取り上げた。
作ったものは、どこか「うまさ」が残る。だが、生まれてきたものは、「うまさ」を超えるちからに満ちている。
第2回だが、前回と比べても習熟の度合いが段違いによいと感じた。作った詩ではなく、生まれてきた詩に多く出会えたように思う。
四行詩、五行詩でなければよりいっそう素晴らしい作品になっていただろうと感じられるものも少なくなかった。短詩は、短詩でなくてはならないものをその器にいれるのがよく、大きなものを無理に四行、五行という枠組みに容れると、すこしきゅうくつに感じられる。
とはいえ、「出色の出来」と感じられるものは、選んだ11作のほかにも少なくなかった。詩情と交わりを深めていくには、詩は書き続けることに勝る道行きはない。
今回だけでなく、長く詩を書き続けていただきたいと強く思った。そして、世に言う詩人だけが詩を書くのではなく、詩を生み出した者が詩人なのだという、素朴な、しかし重要なことを今回も確かめることができた。
「寝かせる」ことも詩作の道程である。少し時間が経過してから今回応募した作品に手を入れることで新しい詩の世界が開かれることも少なくない、と感じた。それほど力に満ちた作品が多かった。
一枚一枚作品を読みつつ、何かこうした言葉に出会える自分を誇らしくも、また、ありがたくも感じた。
選ばれた2作品は、技巧に秀でているから選んだのでない。その人が、そのときにしか作れないものを誠実に生み出したと感じられるのものを取り上げた。
作ったものは、どこか「うまさ」が残る。だが、生まれてきたものは、「うまさ」を超えるちからに満ちている。
第2回だが、前回と比べても習熟の度合いが段違いによいと感じた。作った詩ではなく、生まれてきた詩に多く出会えたように思う。
四行詩、五行詩でなければよりいっそう素晴らしい作品になっていただろうと感じられるものも少なくなかった。短詩は、短詩でなくてはならないものをその器にいれるのがよく、大きなものを無理に四行、五行という枠組みに容れると、すこしきゅうくつに感じられる。
とはいえ、「出色の出来」と感じられるものは、選んだ11作のほかにも少なくなかった。詩情と交わりを深めていくには、詩は書き続けることに勝る道行きはない。
今回だけでなく、長く詩を書き続けていただきたいと強く思った。そして、世に言う詩人だけが詩を書くのではなく、詩を生み出した者が詩人なのだという、素朴な、しかし重要なことを今回も確かめることができた。
「寝かせる」ことも詩作の道程である。少し時間が経過してから今回応募した作品に手を入れることで新しい詩の世界が開かれることも少なくない、と感じた。それほど力に満ちた作品が多かった。
一枚一枚作品を読みつつ、何かこうした言葉に出会える自分を誇らしくも、また、ありがたくも感じた。
木蓮賞受賞の小林真紀子様、御手洗友紀様には、若松直筆の詩をお送りさせて頂きます。
<参加賞> なお、ご参加頂きました皆様全員に、参加賞をお送りさせて頂きます。 「読むと書く」会員様には、講座でご利用頂ける割引券を、その他の方には「若松の言葉入:読むと書く特製ファイル」をお送り致します。
