●過去に開催した講座


アウグスティヌス(354-430)の自伝的な著作である『告白』は、キリスト教文学・キリスト教思想の最大の古典です。
小説のような読みやすさと面白さで読者を惹きつけるこの著作のうちには、神、愛、善、悪、神秘、自由意志、出会いと別れ、生と死、時間と永遠など、キリスト教思想の、いや人生そのものの根本問題が凝縮して述べられています。

様々な悩み苦しみを経つつ、アウグスティヌスの「自己」は何度も解体され、変容しつつ、自分自身と、隣人と、そして神と出会いなおしていきます。
様々な苦しみ・悲しみを抱きながら現代に生きる我々も、『告白』を読むことを通じて、アウグスティヌスの自己変容の物語を追体験しつつ、人生の出来事を受けとめながら新たな自己を築き上げていくための手がかりを得ることができます。

今回の講座では、そのような観点から、『告白』を丁寧に通読していきます。
『告白』を冒頭から最後まで丁寧に読み解き、アウグスティヌスの思想と生涯を学ぶことを通じて、受講者のみなさんがこれらの根本問題に取り組んでいくための様々な手がかりを提供していきたいと考えています。

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アウグスティヌス『告白』を読む ―魂の変容の旅路― 山本芳久先生より


講師 東京大学教授 山本芳久
東京大学教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)がある。



■若松からのコメント■
『新約聖書』は別にして、キリスト教とは何かをもっとも平易に、そして豊かに語っているのがアウグスティヌスの『告白』です。キリスト教という狭い世界に限定されず、西洋哲学、神学、さらに文学が一つになった古典中の古典なのです。
神とは何か、たましいとは何か、あるいは生きる意味とは何かを照らし出す光に満ちた言葉であふれています。 この本がなければ、トマス・アクィナスの哲学もまったく変わっていたでしょうし、キリスト教そのものが大きくその姿を変えていたと思います。それだけでなく、この本はこれまで多くの哲学者、文学者にとってもさまざまな影響を与えてきました。
「キリスト教とは何か」という問題だけでなく、「わたしとは何か」という問題においても、この本はゆたかな、そして、たしかな叡知を読む者に与えてくれます。
講師の山本芳久さんは、この本を原書で深く、長く、読んできました。現代日本でこの本を語るのに、もっともふさわしい方です。私も多くを学びたいと思っています。ぜひ、ご参加ください。



<各月のテーマと内容> 月2回・全12回 zoom開催

※一つのテーマを2回に分け、内容を深めて参ります。各回、講座内容は異なりますので、一回ずつでもお楽しみ頂けます。
※テキストとして、アウグスティヌス『告白(I, II, III)』中公文庫(2014年)を各自お手元にご用意下さい。
※「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、 講座の4営業日前までのお申し込みとさせて頂きます。

※音声講座の販売が決定いたしました! くわしくは 音声講座をご覧下さい

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●第一回 2020年11月5日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
●第二回 2020年11月19日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 『告白』第一巻・第二巻

「あなた〔神〕は私達を、ご自身にむけてお造りになりました。ですから私達の心は、あなたのうちに憩うまで、安らぎを得ることができないのです」という冒頭の有名な言葉を手がかりに、アウグスティヌスが一生をかけて追い求めたものが何であったのかを浮き彫りにします。




●第三回 2020年12月3日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
●第四回 2020年12月17日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 『告白』第三巻・第四巻

17歳から28歳に至る青年時代のアウグスティヌスは、彼の人生にとって極めて重要な様々なものに出会います。恋人との出会い、哲学との出会い、マニ教との出会い、友人との出会いと別れなどを分析しながら、「知恵」「愛」「悲しみ」といったテーマについて掘り下げて考察します。




●第五回 2021年1月7日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
●第六回 2021年1月21日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 
『告白』第五巻・第六巻

アウグスティヌスは若き日より、「悪はどこからやってくるのか?」という問題に悩んでいました。「悪しき神」を立てることによってこの問題を解決しようとしていたマニ教に入信していたアウグスティヌスがどのような仕方でマニ教から離脱しキリスト教へと近づいていくのかを丁寧に読み取っていきます。




●第七回 2021年2月4日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
●第八回 2021年2月18日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 
『告白』第七巻・第八巻

アウグスティヌスは、32歳のときにいよいよキリスト教に回心します。「回心」とはいかなる出来事なのか。何が「回心」を促し、何が「回心」の妨げとなるのか。悪とは何か、自由意志とは何か、霊と肉との葛藤とはどのようなものか。アウグスティヌスの生涯と思索の一大クライマックスに触れていきます。




●第九回 2021年3月4日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
●第十回 2021年3月18日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 『告白』第九巻・第十巻

第九巻においては、アウグスティヌスの洗礼と母モニカの死、母の死の直前に二人で経験した美しい神秘体験などについて分析します。第十巻は、アウグスティヌスが過去の自己ではなく、現在の自己がどのようなものであるのかを分析する部分であり、「記憶」についての有名な議論が展開されていきます。




●第十一回 2021年4月1日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
●第十二回 2021年4月15日(木)19:15~ 4,620円(税込) ※募集終了
 『告白』第十一巻・第十二巻・第十三巻

『告白』の最終部である第11-13巻では、『旧約聖書』冒頭の「創世記」についての詳細な解釈が述べられます。そこで展開される「時間」についての哲学的な考察は、哲学史上最も有名な時間論の一つとなっています。アウグスティヌスの豊かな聖書解釈を味わいつつ、『告白』の全体をあらためて振り返り、まとめとします。




<その他詳細>

【開催日時】 2020年11月より6か月間、全12回。 月二回・木曜日開催
19:15-21:00(15分程度の休憩、質疑応答含む)
【受講料】 各回4,620円(税込)
【最少催行人数】 10名
【申込み期限】講座の前営業日9:00まで(コンビニ決済の方は、期限までにお支払いまでお済ませ下さい)
※「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、事前にアンケート・課題などがございますので、4営業日前まで初めての方はこちらよりお申し込み下さい。
【持ち物】 アウグスティヌス『告白(I, II, III)』中公文庫(2014年) ※各自お手元にご用意下さい。

※この講座は、録音をさせて頂く場合がございます(後日音声講座となる可能性がございます)。その際、ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。お名前など個人が特定できる情報につきましては、削除をさせて頂きます。



  <今週の短歌 4/1>

透きとおる鳥の魂あつめられ冬天かくも深き青なり

高村光太郎の詩に「きっぱりと冬が来た」という一節がありますが、冬のきりっと冷たい大気は心を透明にしてくれるような感じがします。
人間の心よりも、もっと透明であろう鳥たちの魂を思ったとき、深みのある冬空の色は、長旅をする渡り鳥たちの魂が集められているからではないか、と思いつきました。短歌は、こんなふうに自由な空想から生まれるもので、時に天から降ってきたもののように思えることもあります。




 日本は四季それぞれの風物に恵まれています。折々の風景やさまざまな花、自然の恵みなどを楽しみながら、私たちの思いも季節の移ろいと共に変化します。万葉の昔から、人々は花を愛でつつ自分の人生と重ね、変わらぬ自然の風景と人間の生のはかなさを歌に詠んできました。昔ながらの田園風景だけでなく、都会の風景も季節の変化を映し出します。四季のなかで私たちは何を感じ、何を思ってきたのか、優れた短歌を鑑賞しながら、それぞれの季節の美しさ、楽しさ、そしてそこに生きる喜びを味わいたいと思います。
 この講座では受講者から歌を募り、それをご一緒に鑑賞するコーナーももうけます。投稿の締め切りは4月4日(日)23:59です。(投稿歌のなかから、6~7首をとりあげさせていただく予定です) みなさまぜひ、ご参加下さい。

講師 松村由利子(歌人)
<略歴>1960年、福岡県生まれ。西南学院大学文学部卒。新聞記者として20余年勤めた後フリーランスライターに。歌集に『大女伝説』(葛原妙子賞)、『光のアラベスク』(若山牧水賞)など。著書に『31文字のなかの科学』(科学ジャーナリスト賞)、『与謝野晶子』(平塚らいてう賞)、『短歌を詠む科学者たち』など。沖縄県石垣市在住。


<講座詳細>

【開催日時】2021年4月8日(木)10:00-11:45(10分程度の休憩、質疑応答含む)
【受講料】 4,620円(税込)
【開催形式】 zoom開催
【回数】 全1回
【最少催行人数】 10名
【申込み期限】 ※募集終了

【持ち物】特にありません。 毎回、事前にA4用紙2枚程度の資料(講座で取り上げる歌をまとめたもの)を配布します。当日、zoom画面(お話ししながらパワーポイントを紙芝居のようにお見せします)に集中していただくためです。歌の作者やその歌の収録されている歌集タイトルについては、資料にあるのでメモする必要はありません。各自お好きなように筆記してください。

※この講座は、録音をさせて頂く場合がございます(後日音声講座となる可能性がございます)。その際、ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。お名前など個人が特定できる情報につきましては、削除をさせて頂きます。
※投稿いただいた短歌につきましては、講座資料への掲載や、講座内で講師がコメントさせて頂くことがございます。あらかじめご了承下さい。





いま、私たちはかつての時代とは大きく変わってしまった世界を生きています。

「働くこと」も「愛すること」も、これほどまでに難しい時代はかつてあったでしょうか? 
「大人になること」や「信じること」が不可能にさえ思える世界はこれまで存在したでしょうか? 

「自分自身」であること、あるいは「個」であることがおそろしく困難な世界を、いま私たちは生きています。
これほどまでに難しい世界の中でこそ、ユング心理学を学ぶことに「意味」がある。私はそう思っています。
生きることに「意味」を見出すという営みこそが、ユング心理学の本質そのものだからです。

ユング心理学の世界にいちど、あるいはもういちど、旅に出かけてみませんか?

講師 大塚紳一郎(ユング派分析家候補生、臨床心理士、公認心理師)
1980年、東京都に生まれる。2002年慶應義塾大学文学部卒。2009年甲南大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。2018年よりISAP(チューリッヒ)留学。訳書 ランク『出生外傷』(共訳、2013)メツル/カークランド編『不健康は悪なのか』(共訳、2015)ユング『ユング 夢分析論』(共訳、2016)同『心理療法の実践』(共訳、2018)同『分析心理学セミナー』(共訳、2019)チェインバーズ『心理学の7つの大罪』(2019、以上みすず書房)フェレンツィ『精神分析への最後の貢献』(共訳、岩崎学術出版社、2007)。



<各月のテーマと内容> 月2回・全12回 zoom開催

※一つのテーマを2回に分け、内容を深めて参ります。各回、講座内容は異なります。


●第一回 2020年9月8日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
●第二回 2020年9月29日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
 ユングとは何者だったのか?

いま、この世界の中でユング心理学を学ぶことにどのような意味があるでしょうか? この大切な問いに取り組むために、ユング心理学が生まれた背景や経緯を丁寧に辿っていきます。こころを使ってこころに取り組むとはどのようなことなのか。ユング自身の経験と人生から探っていきましょう。




●第三回 2020年10月13日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
●第四回 2020年10月27日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
 コンプレクス──私たちは無意識とどう出会うか?

「コンプレクス」という耳慣れた言葉は、じつはユング心理学の最重要用語でもあります。コンプレクスを知るということは「無意識」と出会うということ。私たちの日常的な経験から、若き日のユング自身の研究や最新の研究まで踏まえて、「無意識と出会う」ことの意味について考えていきましょう。




●第五回 2020年11月10日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
●第六回 2020年11月24日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
 タイプ論再入門

ユング心理学の中でも特に有名な「タイプ論」は「対立するものどうしの組み合わせ」をつうじてこころを理解する、ユング心理学の究極の目標そのものでもあります。タイプ論をいま、この世界に即した形で蘇らせるために、一度疑ってみることから始めてみましょう。「私は本当に〇〇的〇〇タイプだろうか?」




●第七回 2020年12月8日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
●第八回 2020年12月22日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
 集合的なこころとは何か?──元型論再入門

「人間のこころは純粋に個人的なものとは言えない」。ユングのもっとも革新的な発想である、この集合的無意識論。いま、私たちが生きている世界の中で集合的なこころはどのような姿をしていて、私たちの人生にどう影響しているか? ユング心理学と私たちの世界とのリアルな関係を問い直してみましょう。




●第九回 2021年1月12日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
●第十回 2021年1月26日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
 夢分析とアクティヴ・イマジネーション

ユング心理学とはユングが医師としての治療の経験をつうじて、そして自らを素材にしたこころの探求の末に、少しずつ形になっていったものです。今回はユング派の心理療法の代表的な技法である夢分析とアクティヴ・イマジネーションがどのようなもので、どのようにして生まれていったものなのかを見ていきましょう。




●第十一回 2021年2月9日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
●第十二回 2021年2月16日(火)19:15~ 4,620円(税込)※募集終了
 おとぎ話の心理学的解釈:入門

ユング派の分析家の訓練において重視されている「おとぎ話の心理学的解釈」。集合的なこころをどう理解するための最良の勉強法であるこの練習に実際に取り組みます。ユング心理学を使って考えるというのがどういうことなのか? そこにどのような意味があるのか? それを実感できる機会になるはずです。




<その他詳細>

【開催日時】 2020年9月より月2回・6か月間。全12回。※すべてzoom開催
19:15-21:00(15分程度の休憩、質疑応答含む)
【受講料】 各回4,620円(税込)
【最少催行人数】 10名
【申込み期限】講座の前営業日9:00まで(コンビニ決済の方は、期限までにお支払いまでお済ませ下さい)
【持ち物】 特にありませんが、みすず書房や人文書院などから出版されているユングの著作のうち、御自身の関心に近いものを読んでおかれると、よりいっそう楽しんでいただけると思います。

※この講座は、録音をさせて頂きます(後日音声講座として販売されます)。ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。




講座の課題などで文章を書いてはいても、書けているのかわからない、これでいいのかどうか不安、という方もおられるのではないでしょうか。
作家などの書き手には、一篇、一冊を作るのに併走してくれる「編集者」がいます。
わたしたちがそのようにプロの手を借りるのはむずかしくとも、自身の中に「内なる編集者」を育てられたら、作品と向き合うのに大きな助けとなるでしょう。

この講座では、「内なる編集者」というもうひとつの眼を育てることを軸として、一冊の本を作り上げるための編集の「知識のいろは」、プロの編集者がどういった視点で作品を見るのか、作品を編集する方法から小見出しやタイトルの作り方などを、実践を通してお伝えしていきます。

第1部は、「編集」に関する必須の基礎知識、第2部は、基礎知識を知った上で、実際に手を動かしてもらいながら学びを深める「実践編」です。両方ご受講いただくのがおすすめです。

2020年8月開催の編集講座にご参加いただいた方にも、よりご自身の作品作りに近づく内容となりますため、たいへんおすすめです。

講師 白川貴浩(編集者)
2012年、NHK出版入社。主に教養書の編集・プロモーションをおこなう。担当書に『これからの本屋読本』(内沼晋太郎)『14歳の教室 どう読みどう生きるか』(若松英輔)『「読む」って、どんなこと?』(高橋源一郎)『自分ごとの政治学』(中島岳志)『お経で読む仏教』(釈徹宗)など。2019年に「学びのきほん」を創刊、シリーズ累計23万部を突破。ここ数年は日本大学芸術学部で出版に関する講義をおこなっている。



■若松からのコメント■
 真剣に文章を書きたいと思う人は、よき表現者であるだけでなく、編集者、そして校正者の眼も育てていくとよいと思います。
もちろん、そう試みても、編集、校正の専門家には遠く及びません。しかし、そうした「眼」が「言葉」を「文章」に変貌させていくのです。
 多くの言葉を覚えても、巧みな表現方法を覚えても、「編集」のはたらきが十分でないとき、記された言葉は、記号のようになってしまい、意味のある文章にはならないのです。
 編集者の白川貴浩さんとは、長く仕事をしてきました。彼はいま、大学でも教鞭をとっています。彼の講座は本当におすすめです。


<講座詳細>

【開催日時】2021年1月30日(土)
第一部 13:00-14:45(休憩、質疑応答含む)※募集終了
第二部 15:15-17:00(休憩、質疑応答含む)※募集終了


【講義の内容】 
第一部:編集者の「視点」を身につける
そもそも編集者はどんな「視点」で本を編集しているのか、「内なる編集者」をもつための解説をします。その上で、本の企画から完成までに編集者が何をしているのか、その一連の流れを共有します。さらに、造本・組版・校正・デザイン・イラスト・紙・製本・流通など、基礎知識を厳選して解説し、本の全体像を浮き彫りにします。
※2020年8月に行われた「一冊の本ができるまで」講座より、より「自分の本をつくる」ということにクローズアップした詳しい講座です。8月の講座をご受講された方も、また新たな視点でお楽しみ頂けます。

第二部:編集を「実践」してみる
原稿を編集する方法から小見出しやタイトルの作り方まで。第1部の「基礎」を理解したうえで、実際に手を動かしてもらいながら学びを深めていく「実習」をおこないます。なお、第2部では、実際に編集作業を経験してみたうえでの質疑の時間を取り、対話を深めながら学びを進めていきます。

【受講料】各4,620円(税込)
【開催形式】 zoom開催
【回数】 全2回
【最少催行人数】 10名
【持ち物】 赤ペンと黒の鉛筆をご用意ください。
当日に使用する資料をPDFにて配布予定です。第2部を受講の方は、「実践」に使う資料を印刷しておいて下さい。

【申込み期限】2021年1月29日(金)9:00まで ※募集終了

※この講座は、録音をさせて頂きます(後日音声講座となる可能性がございます)。ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。




「読むと書く」を受講されるなかで、詩やエッセイなどの作品が手許にふえてきた方もいらっしゃると思います。自分の作品を、一冊にまとめたい。どこかでそう感じてはいるけれど、「まだ自分には早い」「具体的にどうしたらいいかわからない」「費用についても気になる……」。そんなお声を、たびたびいただくようになり、この講座を開催することになりました。
お話会のように気軽に、私自身が二冊の詩集をまとめたなかでの、着手から完成までの過程とその後を、お話しさせていただきます。一個人の小さな体験談ですが、ご自身の一冊をつくるための、ひとつの手がかりになりましたら幸いです。

一冊の本というかたちにすることで、作品にあらたな‘いのち’を吹き込むことにもつながります。その喜びを、ぜひみなさまにもご経験いただけたらと思っています。

※ご参考になればと、ご希望の方には第二詩集『せかいの織りなす瞬間に』(手製本)を販売いたします。(しおり代わりの糸に、数珠玉という野草の実をつけています)


講師 かさいあさこ
言葉とコトバ社(読むと書く事務局)スタッフ。大手・中堅出版社に15年ほど勤務し、おもに管理、制作部門を経験。言葉に出会いなおす必要を感じ、2014年より「読むと書く」教室を受講しはじめる。編集経験がほぼないなかで、2019年春に第一詩集『未見の園』、2020年秋に第二詩集『せかいの織りなす瞬間に』を私家版で制作。


<講座詳細>

【開催日時】1月18日(月)19:30-20:30(休憩・質疑応答含む)

【講座内容】 
・こんな本を、つくりました
・つくってみて、どうだったか
・なにからはじめたか
・どんな手順ですすめたか
・なにに困ったか

【受講料】
・講座のみ 1,650円(税込)
・講座+詩集 2,950円(税込)

【開催形式】 zoom開催
【回数】 全1回
【最少催行人数】 10名
【持ち物】 筆記用具
【申込み期限】募集終了

※この講座は、録音をさせて頂きます(後日音声講座となる可能性がございます)。ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。



短歌の世界をかいま見ることで、「読むと書く」を深めてみませんか?

俳句や短歌のような短詩型文学では、「共有」や「共感」が鑑賞力に大きく関わっています。俳句が季語という「共感」を基本とするなら、短歌は「共感」の文学といってもよいかもしれません。文章を読むとき、「行間を読む」ことが大切だと言われますが、短歌を読むときには、とりわけ心を働かせる必要があるのです。
この講座では、さまざまな歌の「読み」を重ね、今も昔も変わらぬ人の心や自然の美しさを味わいたいと考えています。歌はとても小さな器ですが、激しい感情や広大な世界を注ぎ込むことができます。名歌を味わう中で、短歌を「詠む」楽しみもお伝えできれば、と思います。

講師 松村由利子(歌人)
1960年、福岡県生まれ。西南学院大学文学部卒。「かりん」同人。歌集に『耳ふたひら』『光のアラベスク』など。著書に『31文字のなかの科学』『与謝野晶子』『短歌を詠む科学者たち』など。絵本の創作や翻訳も。信濃毎日新聞書評委員。沖縄県石垣市在住。


<講座詳細>

【開催日時】2020年12月14日(月)19:15-21:00(15分程度の休憩、質疑応答含む)※募集終了

【講義・対談の内容】 
 前半:≪講義≫短歌を読む(短歌の特性、読み方のこつ)、若松英輔との対談
 後半:≪講義≫短歌を詠む(作歌の面白さ、歌で人生を記録する豊かさ)、若松英輔との対談

【受講料】 4,620円(税込)
【開催形式】 zoom開催
【回数】 全1回
【最少催行人数】 10名
【持ち物】筆記用具
【申込み期限】募集終了

※この講座は、録音をさせて頂きます(後日音声講座となる可能性がございます)。ご質問のお声なども録音をされますので、あらかじめご了承下さい。





「編集」と一口に言っても、その種類は本当にさまざまです。今回はその中でも、「本」の編集、特に「自分で」編集をしてみたいと思っている人が、その「きほん」を身につけるための講座を開催します。
本の編集に興味がある人から、自分で書いた何かを本にしてみたい人まで。「編集」という行為の一連の流れ、それぞれの奥深さをお伝えしながら、本づくりの醍醐味を共有することができればと考えています。
(今回の講座は「文章中心の本」を扱います。実用書など「ビジュアル中心の本」は扱いません)

講師 白川貴浩(編集者)
1988年、福岡県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2012年、NHK出版入社。担当書に 『これからの本屋読本』(内沼晋太郎)『詩と出会う 詩と生きる』(若松英輔)『からだと こころの健康学』(稲葉俊郎)『はみだしの人類学 ともに生きる方法』(松村圭一郎)など。 2019年に「学びのきほん」を創刊、1年でシリーズ累計16万部を突破。


<講座の詳細>

教室名 zoom 最低催行人数 10人
開催期間 2020年8月1日(土)
第一部 13:00-14:45(15分程度の質疑応答含む)
第二部 15:15-17:00(15分程度の質疑応答含む)
持ち物 筆記用具と上製本(ハードカバー)の本を1冊。当日レジュメを配布する予定です。
回数 全2回 途中受講・1回受講 できます


<講座内容と各回のお申し込み> 

 

日付 講座内容 お申し込み
第一部 2020年8月1日(土)
13:00-14:45
※募集終了
「編集」ってなに?

まず、本を企画して完成させるまで、編集者が何をしているのか、一連の流れを解説します。そのうえで、本の種類・組版・校正・デザイン・イラスト・紙・製本・流通など、本を編集するにあたって知っておくべき基礎知識を厳選してお話しします。

この講座はzoom開催となります
第二部 2020年8月1日(土)
15:15-17:00
※募集終了
自分で本を編集する方法

まず、本を編集するにあたり大切にしたいこととは何か、その「視点」や「姿勢」を共有します。そのうえで、原稿の作り方、赤字の入れ方、キャッチコピーの書き方から、読者への届け方・売り方まで、編集の実際にまつわる具体的な方法を解説します。

この講座はzoom開催となります






※この講座では、講師による講義と、若松英輔との対談とを行います。
八六年の生涯を全うしたユングは数えきれないほどたくさんの書籍や論文を残しました。そのユングの著作を読むということは知らない「国」を訪れるのと同じくらい刺激的な体験です。けれども場合によってはそれが戸惑いに満ちた経験にもなってしまうのは、膨大な数に及ぶその仕事の全体像を掴むのがあまりにも大変だからです。
外国を旅をするとき、私たちはときどきガイドブックの助けを借ります。ガイドブックは実際に旅をすることの代わりにはなりませんが、読みながら空想を膨らませるのはじつに楽しいものです。あるいは旅の後で、その経験を振り返るときにもガイドブックは力になってくれます。そうしているうちにいつのまにか自分自身のガイドブックが出来上がっていくこともあるでしょう。
ユング心理学の広大な世界を旅する前に、一緒にガイドブックを眺めてみませんか?

講師 大塚紳一郎(ユング派分析家候補生、臨床心理士、公認心理師)
1980年、東京都に生まれる。2002年慶應義塾大学文学部卒。2009年甲南大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。2018年よりISAP(チューリッヒ)留学。訳書 ランク『出生外傷』(共訳、2013)メツル/カークランド編『不健康は悪なのか』(共訳、2015)ユング『ユング 夢分析論』(共訳、2016)同『心理療法の実践』(共訳、2018)同『分析心理学セミナー』(共訳、2019)チェインバーズ『心理学の7つの大罪』(2019、以上みすず書房)フェレンツィ『精神分析への最後の貢献』(共訳、岩崎学術出版社、2007)。


※なお、講師によるユング心理学の連続講座を、9月より開講の予定です。募集開始しだいにこのページに掲載いたします。どうぞお楽しみにお待ちください。

<講座の詳細>

開催期間 2020年7月14日(火) 19:30-21:15
(15分程度の休憩、質疑応答含む)
最低催行人数 10名
回数 全1回 持ち物 特にありませんが、人文書院やみすず書房などから出版されているユング本人の著作に目をとおしておかれると、より楽しんでいただけると思います。


<講座内容とお申し込み> 

 

日付 講座内容 お申し込み
全一回 2020年7月14日(火)19:30-21:15
《zoom開催》ユング心理学を歩く前に―若松英輔との対話 ※募集終了

 





 「哲学」と聞くと、抽象的で難解だというイメージを持つ人が多いかもしれません。
ですが、哲学は、日常生活から遊離したものではなく、むしろ、私達の生きている毎日の生活をより深く理解することを助けてくれるものでもあります。哲学に実際に触れてみると、意外となじみやすく、日常生活をより有意義におくっていくための洞察に満ちていることが分かると思います。
 誰もが毎日抱く「感情」という身近なテーマを取り上げながら、哲学史上最大の古典の一つであるトマス・アクィナス(1225頃-1274)の『神学大全』の日本語訳をみなさんと一緒に読み解いていきたいと思います。

講師 山本 芳久(やまもと よしひさ)
東京大学大学院総合文化研究科教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)。また、共著として、若松英輔・山本芳久『キリスト教講義』(文藝春秋)がある。


<講座の詳細>

教室名 下北沢教室 募集人数(最低催行人数) 20人(10人)
開催期間 2020年1月23日(木)~6月18日(木) 曜日・日時 木曜19:00~20:45(第1回のみ19:30~21:15)
回数 全6回 途中受講・1回受講 できます


<講座内容と各回のお申し込み> 

 

日付 講座内容 お申し込み
第1回 1月23日(木)19時30分~
※募集終了
テーマ:希望と絶望  トマス・アクィナスの感情論の最大の特徴は、一見とりとめのない心の動きと思われがちな感情に明確な論理を見出しているところに見出されます。人間の感情は、どのように区別し分類することができるのか、その基本を、「希望」と「絶望」という感情の分析を通じて明らかにしていきます。
第2回 2月20日(木)19時~
※募集終了
テーマ:「愛」を学ぶ (1)  「愛」という感情は、様々な感情の中でも、とりわけ強く人間を揺り動かす感情です。愛し愛されるということがあって初めて、人生を生きることにも意味が出てくるとも言えます。愛はどのようにして生まれてくるのか、その仕組みを学びます。
第3回 3月26日(木)19時~
※募集終了
テーマ:「愛」を学ぶ (2) 【講座開催中止のお知らせ】
都知事による外出自粛要請を受けて中止とさせて頂く事となりました。 ご参加予定だった皆様には後ほど別途メールでご案内をお送りいたします。お手数をおかけしますがご確認頂けますようお願い致します。
第4回 4月16日(木)19時~
※募集終了
テーマ: 愛と憎しみ 【講座開催中止のお知らせ】
都知事による外出自粛要請を受けて中止とさせて頂く事となりました。 ご参加予定だった皆様には後ほど別途メールでご案内をお送りいたします。お手数をおかけしますがご確認頂けますようお願い致します。

第5回 5月21日(木)19時~
※募集終了
テーマ: 喜びと悲しみ 緊急事態宣言を受けまして、音声講座へと変更させて頂くこととなりました。
お申し込みの方には、講座予定日より2週間前後で、音声データとレジュメをお送りさせて頂きますので、ご自宅でご受講頂けます。
第6回
6月18日(木)19時~
※募集終了
【zoomにて開催】
テーマ:若松英輔との対談「「生の技法」としての哲学」
音声講座の配信は、7月1日(水)の予定です。
※今回の音声講座には、配信後のご質問受付はございません。








 校正とは、文字や文章のあやまりを見つける仕事だと思われていることが多いようです。
 ですが校正とは、書かれた言葉を通して、書き手がまだ書くことのできていない言葉、書き手の中で書かれることを待っている言葉を、ともに探すこころみだともいえます。それは特別なことではなく、言葉を読み、書く人なら誰もが意識的にせよ無意識的にせよおこなっていることです。言葉のあるところにはすべて校正があり、誰もが内なる校正者のまなざしを持っているのです。
 この講座では、自分で書いた文章を自分で校正するためのコツや辞書の活用法など、具体的な実践をまじえてお話ししながら、みなさんの中にある、まだ書かれていない言葉を探すお手伝いができたらと考えています。

講師 牟田都子(むた さとこ)
校正者。1977年、東京都生まれ。出版社の校閲部に10年間勤務後、独立。これまで関わった本は『猫はしっぽでしゃべる』(田尻久子著、ナナロク社)、『詩と出会う 詩と生きる』(若松英輔著、NHK出版)、『ほんのちょっと当事者』(青山ゆみこ著、ミシマ社)など。共著に『本を贈る』(三輪舎)。


<講座の詳細>

教室名 下北沢教室 募集人数(最低催行人数) 16人(10人)
開催期間 2020年2月12日(水)、3月4日(水)、3月11日(水) 曜日・日時 19:00~21:00
回数 全1回 持ち物 筆記用具・お持ちの場合は、紙の辞書(電子辞書やスマートフォンでもよい)

<講座内容と各回のお申し込み> 

日付 講座内容 お申し込み
2月12日(水)19時00分~
※募集終了

書くための「校正」入門――自分の中の、まだ書かれていない言葉を探す
3月4日(水)19時00分~
※募集終了
 

書くための「校正」入門――自分の中の、まだ書かれていない言葉を探す
※2月12日(水)、3月11日(水)と同じ内容です。 

3月11日(水)19時00分~
※募集終了
 

書くための「校正」入門――自分の中の、まだ書かれていない言葉を探す
※2月12日(水)、3月4日(水)と同じ内容です。 



※記載の最低催行人数に満たず、開催しないことが決定しました際には、開催日を含めて3日前までにお知らせ致します。
※参加費用お振込後のキャンセルにつきましては、ご返金や別の講座へのお振替えはできかねますので、あらかじめご了承下さい。
※講師の業務スケジュールにより、日程や時間を変更させて頂く可能性がございます。
※過去にはまだございませんが、万一、当方の事情で不開催となった際には、後日、講座参加費をご返金致します。(なお、入会金、各自の交通費や宿泊費はご返金できませんことをあらかじめご了承下さい。)




若松英輔「読むと書く」運営事務局
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営業時間:月-金/9~17時(祝祭日・当社規定の休日を除く)
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